『ドリトル先生航海記』

新訳 ドリトル先生航海記 (角川つばさ文庫)

新訳 ドリトル先生航海記 (角川つばさ文庫)


我が家の読み聞かせ枠から


一昨年のクリスマスから、小さ身内×2*1に少し長めのおはなしを寝る前に読み聞かせているのだけれど、これもその1冊。


今度はどうぶつたちと世界の果てまで大航海!


イギリスの"沼のほとりのパドルビー"から、南米の端っこ南極近くまで流された不思議の島まで
行ったり来たりの大冒険。


…でもちゃんと出発から帰還までちゃんと書いてあるのが、このシリーズの偉いところですな。


今回はお馴染み動物たちの他に、かわいい少年助手のトミー・スタビンズ君、
前巻から大人に成長したアフリカのバンポ王子、
朴訥だけどワイルドな知恵者ロングアロー


などなど、何気にイケメンもいっぱい


バンポが黒人、ロングアローはインディアンなので巻末では"今日からかんがみると行き過ぎた差別表現になるかも…"と丁寧な注意書きが付いているケド


現代の日本において"オックスフォード大学に留学中の王子でオシャレなうえに料理もバトルもこなせちゃって、そのうえ奥さん6人もいる"なんてのは…


[差別]じゃなくて、ただの「盛りすぎた設定」です!!


安心して、訳者の先生!!


新訳のつばさ文庫版なのでPattyさんの挿絵がとても素敵で、上記2人のイケメンさも旧版より5割増しです(笑)
もちろん岩波版は作者のロフティング氏本人の挿絵で味があってこちらも文句なしなんだけどね!


今回もとっても楽しかったので、今はさらに続巻の『〜郵便局』を読んでおります。
長期シリーズはたくさん続き読めるからいいですな!読み聞かせがむばろう!

*1:一言でいうと、コドモだね