『ナルニア国物語4 銀のいす』
- 作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: ペーパーバック
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泥足にがえもんイイ味出してた!
オズの案山子的な役回り?だけど、3枚目がいざってときキリッと決めるのにすこぶる弱い…。
ペシミストが一周まわってコミカルになってるセリフ回しもとってもステキ!
イマイチな人が輝けるのは、まさに名作の証!!
おはなしは前回のミソッカス枠だったユースチスと同級生のジルがナルニアを訪れ
行方不明の王子(カスピアンの息子)を探す…といった具合。
前回は大海原に点在する島々を巡ったけど、今回は広大な荒れ地を横切ってほろびた巨人の都の地下に眠る秘密の国にたどり着いたり。
さらにその下にも別の国がある事が示唆されたりと、ナルニア国から始まった物語もなんだか壮大になってきましたぞ!
一方、現実世界よりナルニアの方が遥かに早く、時間が過ぎて行ってしまうので
前回前々回と楽しみにしてたカスピアン王子が老王になっててしょんぼり…。
と思ったら、息子王子がハムレットなノリの子で、ルイスの趣味の良さに胸が熱くなりました。
現実世界からくる"アダムの息子イブの娘"が物語を動かすキーにはなっているんだケド
ナルニア側の英雄として誰かが別にいる(カスピアンだったりリリアン)システムが好きなので
また次のおはなしで別のヒーローが出てきたりするのかな…
あっ!でも、にがえもんやリーチピープやビーバーさんみたいな名脇役も大好きよ?
また折を見て、続巻読み進める所存ですん。