24話感想ッ!

“欠けていても”



本日もレイツェルのターン!


3期のシリーズタイトル“宿敵レイツェル編”を体現するかのように
ギャモン(初期ライバル)、ルーク(1期ラスボス)、フリーセル(2期ラスボス)を押しのけて
遂に最終決戦の場に送り込まれる初のライバル女子レイツェルなんだケド…



やっぱり使い捨てじゃないですかー!



結局はオルペウスさんの出来レースで、カイトを当確させるための捨て駒のような目にッ
※ここらへんは21話ルークたまと同じ「金剛石を磨くには金剛石」方式なんだろうな…


オルペウスさん滅びればいいのにッ


んなわけで、ぐぬぬぐぬぬ…ッしながらまいりましょー!
※今回も記事バカ長いので、ちょい下げ&続きを読む、処理をしておきますん
※次回、最終回なんで許してねッ!

















最終決戦

過去改変ジン取り合戦!!


その正体は、トラウマ再現式時系列パズル!


縦軸が時間、横軸がその時間軸内での可能性になっていて、陣地をとるとそのマスに合わせた過去が再現される…といった仕組みのもよう。
レイツェルが先手を取って進んだので彼女がいいちばん最初に臨んだ過去改変“ジンともっと早く出会っていたら”のif世界を巡り巡ることに…。
カイトもまた“幼少期にPOGの監視に気づいていれば”という部分が過去改変されたのif世界をスタートにレイツェルの望んだ改変過去に巻き込まれてゆく…といった具合


むむむ、なんだかこんがらがってきたのう…ちょとまとめてみますぞ!


改変された過去(ループ過去)


1、レイツェルは両親と死別直後にジンと旅へ、一方カイトはPOGの監視に気づき両親とは生き別れに


2、レイツェル&ジンが、失意のカイトと合流、3人旅へ
※20話のジンの過去改変幼少のカイトレイツェルルークが一緒にいたことの再現かと*1


3、3人旅。レイツェルは「お守り」のペンダントをもらい、カイトは「パズルに苦しむジン」を知る


4、離別。「キミには何かが欠けている」とレイツェルを置き去りにし、カイトを同行させるジン


レイツェルは“自分だけがジンから捨てられる”過去をどうしても受け入れられず
1〜4の過去ループを繰り返し、最終的には自分を見失って
過去にも未来にもつながらない袋小路の逃避世界に逃げ込むことに…。


これってオルペウスさんの出来レースじゃないかなあ?


「欠けている」「欠けている!」と何度もレイツェルを否定するジンはジンの気質からはちょっと離れている気が。
ありていに言うと…オルペウスさんのパズルにつきものの仕込みズルっこの臭いがしますぞ!


んじゃ次!


レイツェルの逃避世界(閉じた世界)


1、死別した両親が生存=ジンと出合う必要がない


2、普通の高校生、友人もいる=パズルをする必要もない


3、結果的にモチベーションがなく無気力がち

学パロ同人誌かッ(笑)



…と思わずツッコむそんなif世界。
成績優秀モテモテ設定もついてるあたりレイツェルもオトメ気質だなあ(笑)


学園if世界といえば、18話の通称“ドちてき√学園”あたり思い出しますが
言ってみればこれ、レイツェル版“ドちてき”なのか…あっ、だから乙女ゲーみたいな展開なのかッ!


もう一つ気になったのが、この逃避世界が「閉じた世界」になっていたところ。


ちょうど2期24話がまさしく“閉じた世界”というサブタイで、フリーセルがカイトと永遠にパズルを解き続ける「閉じた世界」を望んでいることがわかったエピソードでしたん。
ついでに1期24話は“永遠の存在”。ルークがカイトと自分で命がけのパズルをして結果的にどちらかが死亡ことで生き残った方の「永遠の存在」になろうとしていることを明かすおはなし。


1期、2期、3期24話は全部、ミニマムな「閉じた世界」のおはなしということに


ただし、1期ルーク、2期フリーセルには自分以外にカイトという執着の対象があったのに対して
ジンに捨てられて逃避世界逃げ込んだレイツェルには、そういったモチベーションすらない。


…どーすんのこれ?してたらやってきました主人公!!


21話でルーク、22話でギャモン&フリーセルと対戦相手を救うことに失敗し続けてきたけれど
やっと3度目の正直!


前述の過去ループの「2、」で“ジンについて行かない”をチョイス!


パズルにも人生にも絶望した底辺世界を選択して、レイツェルの逃避世界に潜りこみレイツェルと接触
レイツェル側も、(いつもと別物とはいえ)カイトと触れ合ったこと、
そして、こんなヘンテコ世界でもブレないアナのアナらしいアドバイスを受け入れて
なんとかレイツェル、カイトともに逃避世界を脱出!!


オルペウスさん復活後の器決定レースの流れの中で、カイトたち候補側は常に出来レースを強いられてきたけれど


やっとここで相手の目論見を飛び越えた結果をつかんだわけですなッ!


もう3人も生死不明しちゃってるわけだから、


正直、おっそいよ!!


…って言いたくなっちゃうけどナー!!

どうなる最終回ッ!?


絶対的に不利だったところは脱してフラットな位置には持ってこれたケド、まだ全然パスル終わってない!!


そもそもオルペスと戦ってすらいねえ!!



どーするどーなる!…ってなところで個人的に気になってるんですが……



真方ジンはどこにいるのか?



もしオルペウスさんが前述のようにパズルに介入している可能性があるなら
20話で幼少期過去改変の過去を見せたように、ジンの意志もパズル内に反映されているのでは?


個人的には“なんど過去改変ループしても必ずレイツェルの手に渡される「お守り」のブローチ”あたりにジンの意志が生きているのかなあという気がしますん。逃避世界からの脱出の時にもキーアイテムになってたし!


いままでの感想記事を見ていただけるとわかるかと思うのですが


個人的にはジンはレイツェルにこそ、自分を重ね合わせている


…気がするのですん。


だからこそ、大切な「お守り」のブローチはどの選択肢を通ってもレイツェルにだけ手渡される。
完全無欠のファイブレインに最も近いカイトではなく、“どこか欠けている”レイツェルに…



つか、そう思わんとやってられん!!



生死不明3人いる手前、生きているだけで贔屓と言われても仕方ない状況ではあるケド
レイツェルのおかれてた環境や境遇も、おはなしの流れでごり押しされてるメタな意味でも現状も結構アレなんだぜ?



ホント、もう、やめたげてよーーー!



いっこぐらいは、報われるポイントがないと悲しいじゃんかよー!



………。


つらつら感想書いてきましたが、なんだかこの流れで行くと


最終回、オルペウスが新しい器に転移する瞬間or消失する瞬間に、ジンが意識を取り戻してファイブレイン能力で置き土産的に過去改変、今までの敗者を復活させるエンド


…になりそう。


うーん、これなら“一度、過去改変を否定したカイトが過去改変を行う”矛盾は避けられるけど
結局、ご都合的展開な部分は否めないかなあ…むー。


個人的には21話感想でチョロっと書いた“ルークたま、ギャモンさん&フリーセルを従えて、起死回生のヒントを持ってくる”説がイチバンなんですけどどーなる事やら。


もごもごしたり、ぐぬぬ…したりして最終回までそわそわ過ごすよ!
ではでは本日はここまでッ!!
※ホント毎度、記事長いうえ考察厨ですみませぬ、すみませぬ…ッ

*1:ルークたま脱落しちゃったからいないケドな…