『幻坂』

幻坂 (幽BOOKS)

幻坂 (幽BOOKS)


ちょっと前に“鉄道怪談”短編集を読んだ有栖川有栖センセですが…


今度は“大阪怪談”だッ


これで今出てる有栖川有栖のホラー系は制覇したことになるのかな?
※『幻想運河』華麗に挫折してるんだけど、これは“幻想小説”でOK?


今回も“ホラー”というものの、読み味はおおむねいつもの有栖川有栖作品で
上品なものが多いのがありがたいところです。


不条理系ホラーとグロ系がちょっと苦手なもので…。


有栖川有栖作品としては毛色の変わったものもあるけど*1
いつものミステリーを楽しみつつ、こういった作品で箸休めするのもいいんじゃない!


また、作者自身の大阪愛がつまっていて、馴染みが薄い関東圏の自分にとっては


大阪豆知識本


…としても楽しめる作りになっておりまする。


以前個人旅行した時にガッツリと夕陽丘近辺散策しりして*2確かにあのあたりだけは坂があったな…と懐かしく思い出したり。


また、大阪論というと東京との比較が目につくことも多いですが
そういう視点からは離れて「大阪」が語られているところも良いですな。


スト2編は珍しく時代モノの趣で、こちらもとても新鮮で面白かった!


次はそろそろ、江神先輩読もうかな!

次回更新


なんとか10冊目標2ヶ月、標突破したけどそろそろストックに限界が来そうな…(汗)


積読やリストは溜まっているけれど、コミックやラノベのような手軽に攻略できる範囲が弾切れの予感ビシバシ!


とはいうものの“10冊”目標が良いモチベになってるので
来月も挑戦してみる所存ですん。


ガンバレ自分!!


ではでは本日はここまでッ!

*1:くちなわ=蛇なのにまさかの猫オチの「口縄坂」…

*2:予備校などもあって「へえーこんなところに作家有栖住んでるのかー」しました