『将国のアルタイル』13
- 作者: カトウコトノ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/09
- メディア: コミック
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今回は忘れずに買ったよ!マフ君!!
前回買うの忘れてたりしたので、刊行が短い気がしてそれはちょとお得だったぞ(笑)
さて今回は…
これはルメリアナ対戦緒戦の大転換点!!
…と言い切っちゃうぜ!
前回、天上の都チュロの包囲戦では大将だったカリル将軍(パシャ)を打ち取られ、劣勢のまま膠着してましたが、
今度はヴェネディクVS帝国・リゾラー二連合軍の大海戦!!
やったー海戦だー!こういうの待ってたんだーー!!
という超素晴らしい内容だったんだぜい!
近代戦以前の海戦モノもいくつかは小説で読んでますが、やっぱりマンガだと絵で納得できるから、ものすごく臨場感ありますぞ!!
問題は帆船だのガレー船だの漕ぎ手だのどう考えてもめんどい作画をしてくれる漫画家さんはそう多くないことですん。
…まあ、そうだよね…1P描くのにどんだけ手間がかかるやら…。
戦況も一進一退はらはらドキドキしっぱなし!
最後はどんでん返しで、まあ海のおはなしなので、清算するのにお約束な絞首刑が出てきたりはしましたが
帝国側よりはずいぶんと順当な〆かたでしょう。
しかしリゾラーニ。
ベネディックがベネツィアならば、リゾラーニはジェノバあたりがモデルなのかなあ…。
だとしたらヴェネツイアが繁栄しジェノヴァが衰退していったようにここがリゾラーニの分水嶺だったんだなあ…お疲れです。
※後世ここでリゾラーニが帝国裏切らなかったら…のタレレバ論争が繰り広げられそうな勢い
じゃあこれで陸戦側のチェロが穏当に戦況好転かというとそうでもなくて
こっちもこっちで奇策あったり内紛あったり。
内紛は…まあ、瀬戸際で居残り組が食い止めてるのでその地味な努力に敬意を表しておいて
トルキエ側の反撃の方を…。
前回、旧来の戦法を新兵器で打破されて大敗した経験を活かして、温故知新な奇策を打つのが痛快!!
やってることは食料ドロボーだったりしたけど、面白かったよ!!
ウシやヒツジがたくさん出てきたので、偶蹄目好きのハヤシさん的には実に眼福…。
そういえば以前、マフ君イヌワシ使いなのに野生のイヌワシに襲われるの巻をやってたときも
「オオカミが来たぞ!」戦法をスレイマン先輩(ベイ)が使ってましたね…伏線だっりしたらすごいなあ(それはないか…)
最後は相手の策の裏をかいて、地図読みで包囲してやる思ったら逆に包囲されていた…だと!?して次巻へ。
帝国側のピノー将軍もそろそろ年貢の納め時ですかな?
しかし、読み返したらこの厳ついピノー将軍、帝国で円卓会議してたときは反軍拡派だったので
それなりの大軍の指揮官ではあるものの、本国のルイ大臣あたりからは捨て駒扱いされていそうな気も…
帝国って怖いな!
ついでにこっそり行く末を見守っているロウ提督おじーちゃんもそろそろピンチかも…。
いろんなところのいろんな人の行く末来し方に思いをはせつつ
また次巻を待つよ!!
次回更新
月内目標10冊まであと5冊!!
ギリギリペースなので、次3冊ぐらい読みたいけどどうだろう…。
図書館レンタルと手持ちで積読在庫はいくらでもあるので、あとは時間の捻出…地味にがむばる!
ではでは本日はここまで!!