『「ニート」って言うな！』

「ニート」って言うな! (光文社新書)

ヒトコトで言うと…

アンチ「ニート言説」本

NEET発祥の地イギリスでの定義から
日本の“ニート”の実態と曲解された言説を踏まえて
マスコミの世論捏造を論破する、といったカンジの本です。

あとがき、まえがきなど多少、気負いすぎの観もあるけど
ノンフィク新書だからこのぐらいはあるかと…。

後半どちらかというとニート本というよりは

“若者ネガティブキャンペーン”への執拗な抗議になってます

……。

こう見るとただでさえ、いいとこなしの若者が
どんだけ今を生きるのが大変か実感するね…。

数も少なけりゃ、意見も尊重されず、経済は不況で雇用厳しく
ことあるごとに“最近の若者は…”といわれ、といった調子。

読んでおいて損はない一冊とは思うけど
やっぱりちょっと気負いすぎたり、執拗すぎて
途中少し読み飛ばしたりしたよ…ッ。

もうちょっとここらへんの本を読んでみないとダメですが
最初の一冊をここから始められたのは良かったかな？

少なくとも“ニート”の統計の取り方の
めちゃくちゃさはかなりひどかった！！しっかりしろ調べる人！！