『影武者徳川家康』新装版1〜4
『花の慶次』に続いて同じ系譜のこちらも読んでみました。
戦闘描写がライトになって、こちらのほうが読みやすかった!
連載時の都合か、結末が“俺達の戦いはまだまだ始まったばかりだ!”ですが
意表を衝かれる設定(家康は関が原ですでに死んでいた)といい
相変わらず面白いです。
しかしちょうど周回遅れで今頃見ている大河ドラマ“天地人”が関が原のあたりなので
家康のイケメンぶりにあまりにもビックリだ!!
途中まで、なかなか既存の狸オヤジのイメージから脱却できませんでしたが
読んでいるうちに…
家康は今は流行のちょいワル親父だったんだよ!
…と、悟りを開いて読みきりました。
ついでに島左近もやたらとフィーチャーされていて
勝ち組武将じゃなくても注目されて人気キャラになれる
昨今の戦国武将ブームの先駆け的な部分もあるかなあと。
時代を先取りする作品ですな!!
むしろ今連載していたら、もうちょっと先まで読めたかも?
ちょっと残念な気もします。