『人は見た目が9割』
作者さんしらないな〜と思ったら『哲也〜雀聖と呼ばれた男〜』の原作の人でした。
コミックはジャンプ系ルートの人なので、あまり知らないけれど
さすがにタイトル(と大まかな内容)は知っているので、
なるほど〜と、腑に落ちたり。
この手のニューウェーブの教養新書にありがちな
キャッチーなタイトルで読者ゲットだぜ!*1
という姿勢がよく打ち出されてる本ですが、サクサク読める系なので
それほど気負わず攻略できたのはありがたいです。
内容は言語コミュニケーションが重要視されがちな現代の日本に
非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)の重要さを説く
…といったところ。
作者氏のフィールドである、演劇やマンガなどの仕事の経験、体験を活かして
実例を引き出し、図説を交えて非言語コミュニケーションのルールを教えてくれます。
自分は実際の生活で役立てる、というよりは
演劇やドラマ、マンガ等を理解するうえでこのルールを知っておくと
鑑賞するときベンリだな〜くらいの気持ちで受け取りました。
同時に演劇やマンガ文化に携わる人たちが
どれほどこの“暗黙のルール”を駆使して仕事しているかを知って
改めて、クリエイティブな仕事のハードさに気づきかされたり。
そのようなわけであまり私生活に役立てようという気はないのですが
一点だけ…
相方と重要な問題を話し合うと必ず最後は
「自分は口下手だからうまく言葉にできないけど…」
というセリフで会話が終わるのですが
その際100%の確立でこちらの目を見てません
※作中“男性が話すとき目をそらす”は嘘をついているルール
これはそろそろ別の面があると追求するべきか…(笑)