『国家の品格』
ぱらぱらとページをめくって妙な既視感…
読んでたコレーーー!
06年に読了済みでしたねッ!ブログで記事にもしてるやんけ!*1
はじめっからすごいオチをぶちかましましたが、
まあ今年の目標は「新書も読む」なので再読しました。
刊行05年なので5年オチの新書で当時小泉さん全盛期、といったところでしょうか?
当時も盛んだった反グローバリズム系の言説でした。
デリバティブ等の市場至上主義への鋭い舌鋒は
先見の明と一体よいところですな。
あれから5年…政権は変わったけど、世情はシビアになりましたね……。
グローバリズム≒資本主義(市場原理主義)に対抗するために
本書では“武士道精神”を持ち上げていますが。
「武士はくわねど高楊枝」などと言ってると
ほんとにくいっぱぐれるそんな世の中ですよ、5年後の現在は。
衣食足りて礼節を知る、といいますが
まず誇りを持つためにも最低限の生活水準が必要で
もうココから足場をくみ上げないと、間に合わない段階が見えている気がします。
さて最後に一文引用…
ナショナリズムは不潔な考えです。一般の人は敬遠した方がよい。
ただし、政治家とか官僚とか、日本を代表して世界と接する人々は当然、ある程度のナショナリズムを持っていてくれないと困る
世界中の指導者が例外なく、国益しか考えていないからです。
日本の指導者だけが「ナショナリズムは不潔」などと高邁な思想を貫いていると、日本は大損をしてしまう。
鳩山さんのことかーーー!と思わず突っ込んじゃいますが*2
刊行は5年前…。
読みはじめだけでなく、読み終わった後の現実も“おさむいオチ”でしたとさ
次回更新
新書を2冊読んだので次は遠慮なく『獣の奏者』の王獣編で。
他、念願だった図書館に行くことができたので
借りてきた小説も読みこなしたいけどどうなることやら…。
ブログ的にはリューナイト各巻の最終巻や、
サガCD-BOXの終盤戦ですね〜。
ではではほんじつはここまでッ!
*1:記事はこちら→http://d.hatena.ne.jp/hayashi-azuma/20060604
*2:鳩山イニシアチブとか、この発想な気がする