『書店繁盛記』

[rakuten:book:11903427:detail]


今年はノンフィクションも読むことにしました


…ということで、たまたま相方実家に転がっていた1冊をチョイス!


知る人ぞ知る池袋の大型書店“ジュンク堂”の名物書店員田口さんの奮闘記です。


書店というのは他の小売業と違って再販制度で価格が固定されている特殊な分野で
しかもジュンク堂は大型書店と入っても専門書をウリにしたターゲットの特殊な書店なので
売店のふつうの販売員、またはふつうの中小書店の書店員からしたら


寝言を言うな!贅沢言うなああああ!!


…の嵐だと思いますが、それはそれとして
大型書店の人々はタイヘンなんだなあとちょっと同情もしたりしました。
※でも客注メンドイとか何様だあ!とは思う。ジュンク以外じゃないよ、こんなん


働くというのはいつ何時どんな仕事でもやっぱり苦労があるもんでドラマがあるもんですな。


しかし10年ほど前、ハヤシが大学の卒論書くみぎりにはもうゼミの先生に
「資料は池袋のジュンク堂にあたりなさい」といわれていたそのジュンク堂
実際に開店したのはその数年前とは恐れ入ったり!


でもジャンルが日本中世文学で仏教説話集で卒論でやったので
なるほどこのジャンルが充実しているのは本を読んだら理解しました*1


また多刷本探しの話がありましたが、あれは専門書系より
児童書を当たったほうが早いんだぜい!


『からすのパン屋さん』(かこさとし偕成社) 367刷
『ちいさなうさこちゃん』(ディックブルーナ、福音館) 137刷 
『いないいないばあ』(松谷みよ子童心社) 改訂版で145刷


…などなど。

我が家にあるだけでも3桁の大台も楽勝のつわものぞろいですぜ!
とはいえ多刷本探しは週刊雑誌の企画だったみたいだから
児童書じゃネタにならないんだろうケド…。


余談ですが発刊が2006年なので
当時の旬のアメリカのグローリズムへの反論にチョコチョコ話題が及んでましたが
今じゃあそんな時代はもうぶっちぎりで遠い過去!


良い意味でも悪い意味でもこんなに小泉さん小泉さんいってたのに
たった4年で、今では良い意味でも悪い意味でも鳩山さん小沢さんの時代です


…時の流れが速すぎる…ッ


…とまあ案外、楽しく読みきってしまいました。


ちょっと書店に対して危機感が出てきたので
今年は本はなるべく書店で買おうと思います。


日本の本屋さんがんばれ!

次回更新


そんなわけで今年はベストセラーやノンフィクションにも手を広げることにしました。


でも、毛色の変わったのばっかりだとくたびれるので次はご褒美に
アニメ「獣の走者エリン」の原作『獣の奏者』を読むことにいたしますッ!


上橋作品だからむしろバッチこーーーーいなんだぜッ


ではでは本日はここまでっ!

*1:岡村さんアリガトウ!