『しがみつかない生き方』


今年はベストセラーにも取り組むことにしました


ということでのっけから、去年のベストセラーランキングにも入るこの一冊で。
香山女史の本は『いまどきの常識』以来、2冊目です。


前回読んだ『いまどきの〜』が基本、問題提起的スタンスだったのに対して
今回は、各章(10章構成)の末尾に一応の結論(というか提案?)があるので
読後感は良いです。


一章ごとが短いし、章を構成している段落も短いので
ほぼエッセイ感覚でサクサク読めるのがよいですな。


内容は「ああ、そうだよねー」も「いやあ、それはどうかねえ?」もありますが
そうやって自分にフィードバックしながら読むのがまた良い味になっていたり。


それはそうと、作中“宝くじが当たったら仕事をやめてもいいかも…”的な発言があったりしましたが
この一冊が年間ベストセラーに入った今、まとまったお金が手元に転がり込んできたんだろうし
どうするのかなあと、ちょっと気になりました。