『ゆめつげ』

ゆめつげ (角川文庫)

ゆめつげ (角川文庫)


しゃばけ』シリーズで人気沸騰の畠中恵作品ですな。


世の人気とともに、母の中のお気に入り度もMAXで
もともと自分が集め始めたのに、すっかり母のお気に入りになってしまいました。


内容は過去や未来を垣間見できる“ゆめつげ”が得意だけれどちょっと抜けている兄と
霊験関係からっきしだけど実にしっかりものな弟の凸凹コンビが
大店の跡継ぎをめぐる事件を発端にとんだ騒乱に巻き込まれて…といもの。


時代設定が幕末なのですが、雰囲気を演出するのにちょうどいいからかな?
ぐらいに思っていたら、実はそこがミソでとてもダイナミックな展開に…。


しゃばけ』シリーズのどことなし和気あいあいした雰囲気に慣れていたので
この大仕掛けには結構、びっくりしました。


とはいえ畠中作品の魅力である“よみやすくおもしろい”作品に仕上がっているので
そこらへんは心配せず読める安心設計!


ささっと読みきれる分量だし、手軽に楽しむことができました。


しゃばけ”シリーズも母に借りて続きを読まねばなあ!!