『ばいばい、アース』1
ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)
- 作者: 冲方丁,キム・ヒョンテ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 76回
- この商品を含むブログ (106件) を見る
上記の感想で“今年ベストかも!”とか言っといてなんですが
これも4巻全部読破してしまったら今年のベストになってしまうかも?という逸品ですな。
ついでに上記と同じで刊行当時に「買おうかな〜読みたいな〜」とおもっていながら
縁が無くここまでずるずる未読で引きずっていた点も同様。
今年は案外“読む予定未読”の当たり年なのやも?
…とまあ、私情はおいといてッ
やっぱスゴイわ、沖方丁!!
とはいえ視の作品はデビュー作『黒い季節』と『マルドウック・スクランブル』しか読んでないというへっぽこぶりなのですが
やっぱり圧倒的な力量を持った作家だなあと
もはや諦観に似た心境に至ったりなんだり…。
ファンタジー作品としても超一級なのですが、SF的要素も見え隠れし、
バトルは手に褪せ握る迫力描写*1で、ストーリーも骨太で秀逸
おまけにキャラクターに惚れる惚れる(笑)
作品上世界観的に(国の制度で)<正義><悪>に今回の主要キャラクターが分かれているのですが<正義>の面々も<悪>の野郎どもも魅力的過ぎる!!
何気に話の流れを振り返るとファンタジーの王道スタート地点
“旅立ち”すらたどり着いていない前座段階で
この圧倒的な魅力と生き生きとしたキャラクターはなんなのよ!!
反則だそんなん!責任者でてこーーーーい!!
コレこの先どうなっちゃうんですかね?
まだ面白くなっちゃったりとかするんですか?
それってありえなくないですか?
ああもう続きが待ちどうしすぎる
どーして4巻全部買ってこなかったんだ自分!*2
ちなみに、まだ1巻なのにストーリー&キャラクターを
説明的に感想書くともったいないのであえて伏せました
君も読め!そしてハマれ!
ぐらいのことは人様に言ってみたい秀作でしたッ