『ばいばい、アース』1

ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)

ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)

上記の感想で“今年ベストかも!”とか言っといてなんですが
これも4巻全部読破してしまったら今年のベストになってしまうかも?という逸品ですな。


ついでに上記と同じで刊行当時に「買おうかな〜読みたいな〜」とおもっていながら
縁が無くここまでずるずる未読で引きずっていた点も同様。


今年は案外“読む予定未読”の当たり年なのやも?


…とまあ、私情はおいといてッ



やっぱスゴイわ、沖方丁!!


とはいえ視の作品はデビュー作『黒い季節』と『マルドウック・スクランブル』しか読んでないというへっぽこぶりなのですが


やっぱり圧倒的な力量を持った作家だなあと
もはや諦観に似た心境に至ったりなんだり…。


ファンタジー作品としても超一級なのですが、SF的要素も見え隠れし、
バトルは手に褪せ握る迫力描写*1で、ストーリーも骨太で秀逸
おまけにキャラクターに惚れる惚れる(笑)



作品上世界観的に(国の制度で)<正義><悪>に今回の主要キャラクターが分かれているのですが<正義>の面々も<悪>の野郎どもも魅力的過ぎる!!


何気に話の流れを振り返るとファンタジーの王道スタート地点
“旅立ち”すらたどり着いていない前座段階で
この圧倒的な魅力と生き生きとしたキャラクターはなんなのよ!!


反則だそんなん!責任者でてこーーーーい!!


コレこの先どうなっちゃうんですかね?
まだ面白くなっちゃったりとかするんですか?
それってありえなくないですか?


ああもう続きが待ちどうしすぎる
どーして4巻全部買ってこなかったんだ自分!*2


ちなみに、まだ1巻なのにストーリー&キャラクターを
説明的に感想書くともったいないのであえて伏せました


君も読め!そしてハマれ!


ぐらいのことは人様に言ってみたい秀作でしたッ

*1:もうほとんど、脳内でマンガもしくはアニメーション再生されてたよ!

*2:お金が無いからです……