『写楽・考〜蓮杖那智のフィールドファイル3』

写楽・考 蓮丈那智フィールドファイルIII (新潮文庫)

写楽・考 蓮丈那智フィールドファイルIII (新潮文庫)


※今回ちょっとネタバレです。お嫌いな方はスルーしてください 


待ってましたのスキスキ那智先生(注・もちろんそんなシリーズ名ではない)の3巻目。


今回、ミラクルなことに
ちょうどフェルメール展を見てきた直後だったので
本書を3倍は楽しめました。


作中に言及されていた装置の説明も
美術展でちゃんとしてましたよ、いやはや。


反面、純粋にミステリとして楽しむ分には
半分正解が手元のある状態だったので
多少ネタバレしてましたが
そこから一回転半ひねったところに着地してくれたので十分楽しめました*1


それにしても那智先生の美貌舌鋒も三國くんのヘタレぶり*2も相変わらずですが
佐江由美子嬢の馴染み具合は素晴らしく、
また狐目さんの本領発揮具合も大変よろしかったです。


あれ?この人たち1巻からいなかったっけ?


…という錯覚すら覚える始末。


恐るべし北森鴻
ストーリー面の完成度も何の心配も無いクオリティでしたが
さすがにだんだん奇想っぽくなってはきましたな(笑)


でもそこがいい!もっとやれやれーー!


そのような訳で首を長くして
スキスキ那智先生(だからそんなシリーズ名では断じてない)の続きを待つ所存であります。

次回更新


9月いっぱいはまだ読書枠オンリーでゆくつもりです。

次の予定的には北森作品は友人レンタルなのでもうちょと
読み進めてゆくつもり。


あとはまだまだたくさんある積ん読本をどう始末してよいのやら…


今年はあまりにヘタレすぎて
とうとう夏文庫ブックカバー連続ゲット記録が
途絶えてしまいました。


あああ…ッ


セカキューは相変わらずレベル上げ。
使いたいキャラクターは8割仕上がりといったところですが
そろそろ3竜以外でもヘカトンいけるかな?と思案中。


ではそのようなところで、本日はこれまでッ!

*1:まあ、類推はできちゃいますがタイトル的に

*2:でもだいぶ逞しくなった気がする