『触身仏』
- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/07/28
- メディア: 文庫
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颯爽と那智先生2冊目へ
最初は“民俗学”ミステリーといういかにも学術な言葉に
ちょっと違和感抱いたりもしていましたが、
2冊目ともなると事件の真相も大型化して吹っ切れました。
いいぞ!那智先生もっとやれやれ〜!
といった具合。
すっかり那智先生ファンになってしまったなあ…。
生身の女性と考えると北森作品に出てくるような
良くも悪くも“強い”キャラクターはちょっと難があるのですが
フィクションと割り切れてしまえれば、あとはハマるが勝ち!!
この勢いで他の北森作品も呼んでゆこうといったところですぞ。
ちなみにミクニ君も、実にヘタレでなんだかなーと思ってましたが
アレはダメじゃない関君*1だと思ったら腑に落ちました。
そんなダメじゃないミクニ君のトラウマやら役得やらてんこ盛りの
今回は作品のミステリとしてのオチだけじゃなくて
エンタメとしての小ネタ的にも面白かったですな。
やるなあ!北森鴻!!
さて次はなにを読もうかな。