『おおきく振りかぶって』１

おおきく振りかぶって (1)

いまさらかよ！

…といわれそうですがスンマセン読んでませんでした。
反省します、もうしません、ごめんなさいごめんなさいッ！！

今まで読んでなかったのを本気で後悔したくなるほどの
すばらしい作品でした

野球っていいなー、高校生っていいなあ！

とぞ、心底思えるそんな漫画。

イヤー良いよ、良いですよ〜。

良い具合に少女マンガお家芸心理描写と
少年漫画王道スポコン物が融合していて
そこにちゃんと地に足着いた丁寧な展開と来た日には
もう言うことなんてないんじゃない？という完成度。

三橋＋阿部くんバッテリーを主軸に
がんばってる野球部員達全員微笑ましく

それを指導してゆくモモ監たち大人も
しっかり描かれていて

周辺の父母や、敵チームにもスポット当たっていて…

いや、すごいモンです。

一昔前のスポコン漫画なら“努力→勝利”
今流行のスポーツ漫画なら“才能→勝利”

といった具合に一見パターン化しやすいジャンルにもかかわらず
ここで描かれてるのは

“才能”あっても合理的な“努力”を継続してやってかなきゃ“勝利”できない　

というシビアな世界。

努力したって、ちゃんと理論的に計算されて合理的にできてなきゃ勝てない。

才能だけあったって、ちゃんとそれを磨く生かす努力をしなくちゃ
勝ちはやってこない。

野球ってそんなにシビアなスポーツなのか！という気にもさせられますが
だからこそできる限りのことをやってがんばってる登場人物たちを
心底、応援したくなるというもの。

まだ１巻だけど、楽しんで読んでゆきますぞー！