〜巌窟王〜 第一幕 感想


『旅の終わりに僕らは出会う』*1


巌窟王 第1巻 [DVD]

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キーワードで引っかかった方も、検索で飛んでらした方も
どなた様もこんばんは〜。


さて今日から新しい各話感想を始めまする。



〝巌 窟 王〟 でございますッ!!



今まで扱ってきたのが、80年代から90年代前半の作品ばっかだったので
いきなり2004年と、えらい新しい作品ですな……。


話のトーンもがらっと変わってなんというか…前衛的な具合ですが
うん、まあ、そこが持ち味の作品なのでッ!


終盤のオチのつけどころが評価の分かれる作品ではございますが
お付き合いいただけると幸いでございますッ!!

エフェクト嵐ッ!


やっぱ初見はの感想は、まずこれですな……。



目が疲れるわーーーッ!!



…ってなモンですが、もともとプロモからチェックしていた作品だったので
〝やーすごいなあ〜〟とは思いつつ、本放映時もわりと冷静だった気が(笑)


線だけセル画に引いて、枠の中に模様をくっつける。しかもその模様も動く


…という面白い方式な訳ですが、この作品以外あんまり見かけないなあ…。


この独特の雰囲気好きだったので、またこの手の作品でないかな〜
とぞ、こっそり期待しておりまする(笑)


しかし改めて見ると、エフェクトといい背景といい、いいカンジなSF具合といい…



えんらい洗練されてますなッ!!



ファミレス行くつもりで、うっかりコース料理出すようなフランス料理屋に入っちゃった気分ですぞッ!!


…今まで扱ってきた作品とカラーが違うので、我ながらビックリでございます(笑)

まえおき


さてさて、前置きはここまでで本編スタート!

〝舞台はルナ(月)、時はカーニバル。
パレードカーに乗って主人公アルベール&親友フランツ登場!


オペラ座でひょんなことから謎めいた富豪モンテクリスト伯に出会うのだが…〟


…第一幕はおおまかにこんなカンジですかね?


お話豆知識…とうか基本設定から一応サラッと書いておくと


原作はアレクサンドルデュマの『モンテクリスト伯


友人に裏切られ、恋人と未来を奪われた青年が
辛苦の末に脱出不可能といわれた絶海の監獄から逃れ
謎の大富豪大富豪モンテクリスト伯となって、
自分を裏切り貶めた人々に復讐を敢行してゆく…


…とまあこんなデッカダーンスかつ華麗なお話を


本来、復讐される側である宿敵の息子・アルベール少年に視点を移して現代風に描く


ってな具合でございますッ!!ちなみに作品のキャッチフレーズは…



   救いなんて、いらない



いやいやいや!必要だよッ救いとかもッ!!…とぞ思いつつ
今は楽しく〝伯爵の復讐オンステージ〟を堪能してゆこうかと存じますッ!


謎のモンテクリスト伯


さてさて、オペラも見終わってホテルでまったりしてると
モンテクリスト伯からさっそくコンタクトが…


…ってホイホイついてゆくのもどーよ!アルベールっ!


フランツがあれこれ心配するのも無理ないなあ(笑)


さあ!さっそく伯爵ご登場ッ!!でございます〜


ってのっけから妖しすぎるわッ!


いくらアニメキャラとはいえ〝お肌がホントに真っ青〟って軽く衝撃を受けますなッ!
言動も、仕草一つ、セリフ一つどこもかしこもミステリアス…


ああ、でもそこが伯爵の魅力ですなあ…。
そして極めつけにお声がステキでございますッ!!

赦免状ゲーム


原作でも華々しく且つ毒々しいシーンな訳ですが…


映像で見ると、残酷さもひとしおですな!


しッかし伯爵は楽しそうだなあ(笑)
〝復讐する気、満々!〟っぷりが漲って見えまする。


それにしても〝ギロチン〟という小道具は恐怖心を煽りますなあ…。
ギロチンが出てくる作品というと〝Vガンダム〟を思い出したりしますが
アレに勝るとも劣らぬインパクトがこっちでもありますぞッ!


規制もあるし、具体的に処刑シーンが描写されるわけではないけれど
アルベールの表情とか、2話で後片付けされる広場なんかの描写で
補って余りあるものがありますなッ!


ストーリー、キャラクター、画面の美しさだけでなく
細かい演出もこの作品の魅力でございますな!


アルベールが意気消沈して、一人ルナの街を歩いているところを
昼間の美少女*2に逆ナンパ(死語)されて首尾よくと思ったら…


そんなところで待て!次回…もといッ


待て、しかして希望せよッ!


…とぞ、言うことで…いやあ、これいっぺん言ってみたかったので(笑)

次回更新


うーん、いろいろ書こうと思ったらバカ長くなってしま…ッ


次回からはもちょっと短く簡潔にまとめる努力をいたしますッ!!


さて1,2話はセットなので、明日は木曜ゼーガ各話としても
金曜日には2話の感想を揚げたい、とぞ思いまする。


また今後も月〜金で週2ペースで各話感想を続けてゆく所存です。


リューナイトもそうでしたが、レンタルと違って手元にDVDがあると気が楽だ(笑)


原作だったり*3、ノベライズだったり
ファンブックだったり、プロダクションブックだったり、
パリ旅行だったり、けっこう小ネタがあるので、
土曜日の小話枠でも利用してこちらもあげられたらなあ…とぞ企画中。


なにとぞよろしくお願いいたします。


ではでは本日はここまでッ!

*1:脚本・神山修一、有原由良 作画監督松原秀典

*2:…というか・笑

*3:再読するのがホネだが…