『メモリアノイズの流転現象』
- 作者: 上遠野浩平
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 新書
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トリは上遠野浩平で…(笑)
〝生命と同価値のもの〟=〝キャビネッセンス〟を盗む怪盗ペイパーカットと
それを追いかける保険調査員伊佐&千条+超!お嬢様・奈緒瀬嬢の話第二弾!
今回はそれに奈緒瀬の異母兄の私立探偵・早見が加わって
謎の殺し屋やら、旧家に起こった20年前の陰惨な殺人事件やら
そこらへん中心に話が進んでまいります。
つか、こんなところで寺月恭一郎ッ!!
上遠野作品の基本は大抵いつでも〝こんなところでOOがッ!〟*1でして、
そのサプライズ出演が読者の楽しみでもあるわけですが、
やー、きましたねえ、寺月恭一郎。
もちろん本筋にドカンと出るわけではないですが、
ちょっと重要なところでぽろっときましたな。
ストーリー自体は純粋に、ミステリとしてもオチが読めなくて面白かったし
中心人物の早見の飄々とした浮遊感が心地よかったです。
ロボット探偵の千条が↑にお株を奪われちゃったおかげで
すっかり〝ヘンな人〟扱いに成り下がってましたが(笑)
伊佐は相変わらずだし、それにアレですよ
奈緒瀬お嬢様がかわいいッ!それだけでいいッ!
なんだかどうもハヤシはこの系統に弱いらしく…(笑)
まとまり加減と話の大きさから言うと、一歩、前作に譲るとは思いますが
面白いのは確かので上遠野氏好きには必読ですなッ!
次回更新
結局、昨日はバタバタしただけで更新できなか…ッ…orz
そして明日もバタバタの日でございます=お休みということで…。
更新は火曜日で多分、〝毎日エルガイム劇場〟かと。
あと一話残ってるから、早く見ないと…ッ
↑のあとで〝0080〟の後編をあげてまいりたいところです。
今週はプチ帰省も挟むので、ちょいゆっくりめペースやも。
本は、図書館に寄れればそこからチョイス!
スケジュール的には余裕が出てきたので長編にチャレンジしとうございますッ!
最近〝読みたい本リスト〟消化がはかどってませんからなあ……。
ではでは、本日はこんなところでッ!!
*1:ブギーさんとか、水乃星透子とか