『新・銀河帝国興亡史1 ファウンデーションの危機』




タイトルも長けりゃ、本編も長い…ッ


そんな上下巻でございます!


もともと禍根のある本だったのですが、自分で感想ググってたら過去記事が出てきたので
手前ミソですが引用させていただきます。


以下1月某日の当ブログ記事↓

実家にも積読本が多数、眠ってますた…。
とりあえずハードカバーは重いので文庫でこれをお持ち帰り


ファウンデーションの危機(上・下)』 グレゴリー・ベンフォード



言わす知れたアシモフの「銀河帝国興亡史」を恐れ多くも書き継いでやろう!という企画。
名づけて「新・銀河帝国興亡史」でございます。
近年、やっとこ文庫化したのを買ったはいいものの忘れてました…orz


実はこのシリーズには遺恨があって(笑)
大学時代にアシモフの前シリーズを読み進めていたとき*1手に取ったところ、


〝あらすじ〟が激ネタバレでした…ッ


デマーゼル首相はじつはXXXXだ!!とバッチシ書いてあって…
へこんだな…ああ、へこんださ…………。


おもわず書店の床に本を叩き付けそうになりましたが、
良い子なのでぐっと堪えました……ああ…orz


今回あらすじ見たらネタバレ仕様は治ってましたねえ……。
とりあえずXXXXがとても好きなので、読まざるおえない。


地道にがんがりまする。


そんなわけでもって帰って早4ヶ月、やっとこ読みました。
さて感想を一言で言うと………。



冗長がすぎるッ


長すぎる…今年に入って一番読むのに苦労した本になりました。


元から↑の事情でマイナスイメージの上、グレゴリイ・ベンフォード氏は初読だったし、くわえてアシモフの本編に愛着があるので3重苦……。


アシモフに愛着のある人は読まんほうが良いですな…


それでも読み進めると残り100ページ切ったあたりで急激に面白くなってきますが
そこまでにエネルギー使い果たしてもはや〝読破のための読書〟になってたので
面白さが理解できてないかも…ああッ……orz


正直、模擬人格の2人組の絡みや、霊長類ツアーはちょっとはしょったほうが
流れがスムーズになったのでは?


せっかくグレッグ・ベア、デイビッド・ブリン両氏と連作になる〝新三部作〟の始まりなのだし、もちょっと華があってしかるべきな気がいたします。



もともとアシモフのご本家〝ファウンデーション〟シリーズでは


〝ミュール〟襲来時のあの大混乱や
銀河帝国を襲う未曾有の政治危機を首相がまさに〝一笑に付す〟シーン等


ダイナミックな大ドンデン返しに魅了されていたところが多いので
そういうカタルシスを求めてしまうと失敗の元のようですな。


ううッ…せっかくなら華のあるSFが読みたいよう…


とりあえず、すっかり引いてしまったので(苦笑)
当分の間、洋物SFからは撤退しておこう……


続きの『ファウンデーションと混沌』はそのうち読みまする。

*1:多分『ファウンデーションへの序曲』の途中