『コフィン・ダンサー』

コフィン・ダンサー

コフィン・ダンサー


や、やっと読み終わった…そして面白かったッ!!


そんなわけで、ジェフリー・ディーヴァーの〝リンカーンライムシリーズ〟続編でございます!


前巻『ボーン・コレクター』息つく暇もなくジェットコースターで
最後の最後でどんでん返し!!という鮮やかな展開で


〝しまった!!読んでなかったなんて、人生半分、損してたッ!〟


っと、ぎりぎり歯噛みしたものですが、
今回も残った人生のさらに半分がもってかれそうなぐらいの面白さです*1


ああもう、手放しで褒める以外の感想が浮かばないッ!!


さてさて、お話は前回の『ボーン・コレクター』同様、
タイトルどうりのニックネームをつけられた犯人…
殺し屋〝コフィン・ダンサー〟=〝棺桶と踊る男〟を追っての攻防となります。


凄腕で証拠隠滅に長けており、おまけに狙って獲物は決して逃がさない
コフィン・ダンサーに対抗するのは


我らが四肢麻痺患者、安楽椅子探偵の王リンカーン・ライムと
ライムの助手の赤毛の敏腕鑑識!射撃の腕も超一流のアメリアサックス
それにいつもの〝ゆかいな仲間達〟*2


今回は犯人を追うだけでなく、その標的
旅客会社の気高き女社長パーシーと
友人でパイロットのヘイルも守らなくてはいけない…。


攻防は一進一退、追いつ追われつ…最後は思っても見ないどんでん返しで
貼られたすべての伏線を集約してゆく様はカタルシスとしかいいようがなく…ッ


ああもう、これ以上書くとネタバレてしまうッ!


相変わらず登場人物すべてが魅力的で、


ライムのかんしゃくはかわいいし*3
サックスは颯爽としてカッコいいし*4


警護されてるはずのパーシーがまた仕事にプライドを持っていて
精神的な魅力のある女性だったりしてぬかりありませぬッ!


今回初登場の護衛役刑事、二丁拳銃のローランド・ベルがまた良くてッ!!
前回敵役だった〝カメレオン〟デルレイの変装ッぷりも見ものです。


ラスト50ページはお風呂で読んでたせいで、
のぼせそうになりましたが(笑)
本当に吸引力のある小説です。


ああ、早くも続編読みたくなってきた…ッ


余談ですがちょうど買ってきた〝活字倶楽部〟で
乙一先生が「2005年に印象に残った本」の
一つにあげていて嬉しかったなあ…

以下蛇足です(これもオススメ)


  • ボーン・コレクター』→前巻はおさえとかないと!
  • 〝ボーンコレクター〟映画版→なにはなくともサックス!サックス!

*1:このまま読み続けていったら、自分の人生だけじゃなくお腹の子の人生分まで使い果たしそうだ・笑

*2:省略すみませぬ

*3:癇癪起こしてかわいいと思える中年親父は彼ぐらいだ!

*4:『ボンコレ』映画のアンジェリーナ・ジョリーは良かったなあ…