ミステリィとSFとファンタジー

本来、小話枠なのですがちょっと運転中に思いついたので投下。
…あまり面白くなさそうなので下げておきまする





このあいだ実家に帰省したときに話の流れでリアル身内からこんなことを言われたのでした


で、SFってどういうモノなわけ?


…………。


言われてみると〝こういうモノがSFだ!〟という定義はなかなか難しいわけで…。


「さ、さいえんす・ふぃくしょん……」


と答えてはみたもののなんだかすわりが悪い。
そんなわけで運転中にちょっと考えて自分で定義してみました。


まずは「SFはこうだ!」というところからアプローチすると
失敗しそうなので周辺からアプローチ。
自分が良く読むジャンルの定義から入ることにしましたぞ!

  • ハヤシのよく読むジャンル
    • ミステリ(広い意味での)
    • SF(大抵、重SF)
    • ファンタジー
    • 古典、教養系、その他


占める割合の多い順で並べるとこのようなものかと…。


次に定義に使うキーワード。
ベタですが〝テーマ〟っていうのを基準に考えることにしましたぞ!


ハヤシはエンタメとして面白ければ満足しちゃうので〝テーマ〟を
重視して作品を選ぶということは、まず、しないのですが
リアル身内的には重要ワードらしいので足並みを揃えてみました。


〝テーマ〟をどのような方法を用いて表現するか?


これで定義してまいりましょうッ!


ミステリィ→「事件」や「謎」を通してテーマを表現する
ファンタジー→現実とは異なる「世界」を舞台に設定してテーマを表現する


以上を踏まえて、ハヤシ的SFの定義


SF→「思考実験」を用いてテーマを表現する


著者がテーマを表現するために試行錯誤をこらして実験した結果ストーリーが出来上がる…ちょっとかっこよいし(笑)なかなか良いんじゃないでしょうか?


〝忠誠の物語〟のために、両性具有の住む極寒惑星に黒人男性を放り込んで極限状況に追い込んでみたり*1
〝親子の確執〟のために、PABなる副脳とそれを支配するアイサックという機械知性が網を張る火星とそれを作り火星に君臨する一族を設定してみたり*2
〝世界の調律〟のために、時間軸の違う内と外の世界や多重次元をもってきて歪みを持たせてみたり…


そんなわけでハヤシ的には〝ラーゼフォン〟はSFですッ!


…いや、もともとラーゼはジャンル的になんなの、
ってところから話が始まったので…


今度、実家に帰省したらリアル身内にこう解答せねばッ!


ではでは、本日はここまでッ!!

*1:『闇の左手』。ハヤシ的には異文化コミュニケーションの話だと理解してますが

*2:帝王の殻