『DAWN 冷たい手』6

DAWN?冷たい手 (6) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

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   そして今、つらく長い夜が明ける―


このように帯のうたい文句にあるように完結です。



前巻のスタンピードの話あたりから加速度的に話が転がってきましたが
完結編ともなれば、そのスピード推して量るべし


皆川君あたりから、もうすさまじい展開で
あんまりもったいないから詳細はあえて書かない方向で行きますが*1


うわあああ、せ、先生ーーーーッ


つか、荒谷ーーーーッ、おまえってヤツはああああ



というようにいろんな意味で絶叫展開。*2


終盤は…



「なんだよ、この王道!」→「誰がこんなベタを望むっていうんだ!」→「私だよッ!おもいっくそ、切望してたよ!!」→「ちきしょうやりやがったやりやがったよーーー!!」…以下略



という素晴らしい自分ツッコミ祭が開催されてましたな。


ラストはラストで


悠樹ーーーッ、おま…ッ


という超絶お約束エピローグおまけ漫画*3までついて
お買い得度無駄アップ!!


やーもう、毎巻、毎号*4長沢君のささやかな幸福を願いつつ
ホラーバイオレンススパイラル具合にハラハラしてきた甲斐があったなあと!


あーでも、もうあの先生の香ばしいまでの胡散臭さが拝めないとなると
ホント寂しいです
※そこらへんは脳内補完推奨ですな


ある意味、非常に地味な作品だったかもしれませんが
個人的にはけっこうな殿堂入りです。


次回作もダークな感じでなかなか主人公が幸せになれそうにない
そんな良心?に訴える作品を期待したいところです(笑)

*1:みんな全巻そろえて読むがよいよッ

*2:他にも部長さんとか、エミちゃんあたりはちょっと伏線で気づけてたけど

*3:作者様HPで知ってはいたけど・笑

*4:立ち読みできたとき

『夢の守り人』

夢の守り人 (新潮文庫)

夢の守り人 (新潮文庫)


タンダお前ってやつはああ!



一言でいうとそんな感じ(オイ)


前作『闇の守り人』も大人好みに重厚な作品でしたが
こちらも別の意味で大人好みかと。


根底にあるのがバルサとタンダとの絆で


それは第一作にあるチャグムとバルサ
二作目のバルサとジグロのような
擬似家族関係とはまたちょっと違うというのがミソで


じゃあ二人の間に何か今までとは違う大きな変化が起きたのか?
というと、事件としては大きい事件があったけれど
それで二人の絆が、築き上げてきた関係が変わる訳ではない
というのが面白かったり。


夢と現実、という踏み込むと物語がシビアになりがちなモノを扱っているにしては
ふわっとした読み味で締めくくられていて


だからといって軽く流せるかというとそうでもなくて
トロガイ師の過去にズーンときたり。


ホント抜け目ないです、守り人シリーズ


いやあ、でもしかしタンダは良いなあ……。
あまりに良い男過ぎて現実にいるとは思えん!
※元から物語の中の人だよッ


そんな訳でフツーにタンダ好きな自分には
人3倍ぐらいに楽しめました。


次回も楽しみだけど、また夏文庫あたりにあわせて出してくるかしら…
早くも気になるところです。

『D・Gray−man』8

D.Gray-man 8 (ジャンプコミックス)

D.Gray-man 8 (ジャンプコミックス)


表紙はアジア支部のバクとフォーだけど


えっと、本編に出てましたっけ?


という、そんな8巻。


一巻まるまるリナリー嬢VSエシで
途中、船に居残り組みが出てくるとはいうものの



“かつてこれほどヒロインバトルに力を入れたジャンプマンガがあったろうか!”というこゆい内容。



ヒロインバトルというと割りとスルーされがちなイベントだと思うので
ここまで力入れる入れ具合がまた逆に新鮮でしたぞ!


ブログ停滞中にここら辺はちょうどアニメで放映して追い越されてしまい
そん時にちょっと思いましたが


コミックスだとイッキ読みできて逆に良い感じ〜


何週かにまたがると、ちょっとダレるしね。
その分、一気にガガッと楽しめました。


まあ、リナリーの戦いっぷりがシリアスであればあるほど
「ラビ!おま…ッ木版忘れんなよ!」という
三千万読者の本気ツッコミが入ったりしますが…


ホント、おま…っ、忘れてる場合じゃな…ッ


さすがにお気に入りのキャラとはいえ突っ込むぜ!そこは突っ込むぜ!?


そして巻末は



アニタさああああああん!


な心の絶叫エンド。


うおおおおお…ッ、この人死にのハンパなさがDグレだよコンチクショウ!


心の涙にくれつつ次回から江戸編(流れで箱舟編も)入りますな…
ん?ああ、その前にアレンの復活もあるんだった!


ともあれ今後も楽しんでまいりますぞッ