『月の森に、カミよ眠れ』

月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)

月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)


今回も異類婚モノだった!!


…ちょっと前に読んだ『狐笛〜』に続いてまたしてもな上橋菜穂子女史の初期作品。


初期作品だからかちょっと雑把なところはありますが、


律令制で班田制に揺れる、縄文の面影を残した辺境のムラ


…という時代&舞台背景だけで燃えるのでもう問題とか全然ない!!


もっとこういう、日本史のニッチをうまく攻めてゆく作品増えればいいのにッ


主人公の選択はだいぶん違うけれど、時代に押し流されて究極の選択に押し込まれてゆくさまは『獣の奏者』あたりにつながってゆく気もしますね…。


たぶんマイナーだろうし、読んで欲しいので感想はこんなもので…。