『菩提樹荘の殺人』
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/08/26
- メディア: 単行本
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有栖川有栖の、火村先生のほうのシリーズ!
学生時代などに「有栖川有栖、好きだけど刊行速度ゆるいしなー」していたのも今は昔。
読破ペースが落ちるに従い、有栖川センセでも積ん読になるように…!
げに恐ろしきは時の流れ!決して作者氏の本の質が落ちた訳でないところが、また…わが身の不徳の致すところでございます。
とはいえ、今年は読書の秋と思い定めたので前回の『赤い月〜』同様、コツコツと消化してゆきますぞッ。
火村先生シリーズな点である程度お察しの通りに、今回も短編で4つほど収録。
タイトルが『〜殺人事件』になっているので、ちょうどこちらもハードカバーで持っている…
『絶叫城殺人事件』とちょっと重なりますな
あれも後味、考えされられる話が多かった覚えがありますが、今回もその系譜。
ミステリだし、火村先生が“犯罪心理学者”である以上は「殺人」があるのは仕方ないのですが*1表題作、後味悪いぞ!!
どれもミステリ的な読み味は面白いですが「雛人形を笑え」は舞台が大阪の作品らしくお笑い芸人さんが出てきて、
その裏舞台を垣間見られる体裁になっているので興味深かったですな。
オチはちょっとだけ予想できたケド…それもご愛嬌だ!
他有栖川作品、あと2冊積んでしまってるので引き続き地味に読みこなしてゆく所存です。
次回予告
とりあえず『狐笛〜』よりまえに手を付けていたものの、なかなか進まない『2分間ミステリー』どうしよう…。
あとは、手軽に冊数クリアするならコミックで『〜河合荘』の4巻読むと早いですな!
9月中目標10冊も、これで8冊こなしたのであと2冊!!
忙しい時期だけど、あと一息がんばりたいところですなッ
ではでは本日はここまでッ!
*1:でも今回、人の死なない作品もあるよ!