『赤い月、廃駅の上に』



意外と怖いぞ!?有栖川×ホラー!!



新本格ミステリをたしなむ人ならお馴染みの有栖川有栖センセのミステリ以外の本です。
一応のコンセプトは


鉄道怪談


あとがきにもあるように“広義の”ホラーで、幻想小説風からSFファンタジー
ホラーにしても、日常系をちょっといじった程度のモノから、クリーチャー系人外さんいらっしゃいまで
かなり幅広く、また作品数も多いので、よく“鉄道”縛りでこれだけのものを…と舌を巻きますな。



ミステリ以外もなかなかいいじゃないですか!



流石に小野不由美女史のホラーを読んでる時のようにお布団被ってガクブル…という域ではないですが
クスッとしたりウルッとしたり、むむぅと首をひねったり。


私のように有栖川センセのファンの方にも良いですが、
“鉄道”要素の好きな方にも十分オススメです!


余談ですが個人的白眉は“海原にて”でした。