『ジョジョの奇妙な冒険』11〜20

ジョジョの奇妙な冒険 11 (ジャンプコミックス)

ジョジョの奇妙な冒険 11 (ジャンプコミックス)


前回の終わりが2部の「シーザー!!」のあたりで
今回の引きがオインゴボインゴ兄弟。


ヒトコトで言うと…ッ


このあとお前は「やれやれだぜ」という!


そんな具合ッ(省略しすぎだ!)


2部はすでにワムウ戦からラスボスバトル並みのテンションなんで
息をつかせぬというか、息をつめるというか…


息苦しいほどの暑苦しさなんだぜ!


ワムウ戦が彼の誇り高さに裏打ちされたクオリティな分
カーズが戦闘態勢はいったあと一転、下衆野郎なのがなんともやはだけど
この時代の漫画のノリ的にはこういうものだったのかなあ。


でも、リサリサの足ウィンウィンはないよ…ッ
引く!わりと引く!!生理的にッ!!!


まあそんなカーズをあと一歩のところでシュトロハイムゥゥゥゥ!!


ラスボスあと一歩でトドメの後の完全体はお約束だけど
かなり反則クオリティのラスボスっぷりでしたぜ!!


そしてシュトロハイムの失態は「無茶しやがって!」着地ゴマが
あまりに秀逸すぎたから全部許す!!


ラスボスバトル終盤のハリウッド映画ぶりの超展開は
なんかもうバトル漫画の域を超えているよね!


そんなわけで、かの有名な「何も考えなくなった…」オチを
目に焼き付けて3部へ!!


ここら辺の移り変わりはスタイリッシュで
いま見ても見飽きないですなッ


そしてやっぱりジョセフはじいちゃんになってもジョセフだ(笑)
※まあ、ちょっとインディジョーンズ過ぎる気はするが…



そんなわけで時代は3部!スタンドの時代!!


ここからが荒木氏の真骨頂というか自分が比較的この世代だったせいか
親が厳しくてろくたらジャンプ読んでなかったくせにとても懐かしいぜ!!


体育の時間に男子がジョジョ立ち(丞太郎のマネ)やってないことがなかったあの頃!!
残りの男子はドラゴンボールの真似をやっていたあの頃ッ!!
誰も彼もが「やれやれだぜ」って言ってた気ががするあの頃ッ(笑)



それでも5歳上の相方からすると波紋がスタンダードだったから3部はなじめなかったとか…まあ、ジェネレーションで色々あるよねッ!


そんなわけで今ではすっかりお馴染みのスタンドです。


2部のバトルからしてトリッキーだったけど
スタンドの登場で一気に知略戦バトルが定番化していったよなあ…。


謎の能力の襲撃でピンチ→その力の性質を暴く→弱点を突いて大逆転!


現在のラノベでも漫画でも、バトルものは
ちょと捻るとこの形式とることが多いですが
そこらへんの嚆矢だよなあ…。


単純にいま活躍している世代がjojo好きというパターンもあるけど(笑)
※某ラノベ作家が自分のインタヴューで延々ジョジョ語ってた微笑ましい例を見たことあるぞ


また2部ではジョセフ自身が3枚目要素も持っているキャラクターだったけど
3部では演出がコミカルになったなあと思ったりも。


コレも時代ってヤツかなあ。


時代といえば“アドゥルブがーーと思ったら実は生きてましたよ”オチは
完全にこの時代の雰囲気と言うヤツだ!


ドラゴンボール以後、ジャンプ誌上で“死んでも実は生きてた展開”増えたもんなあ……。


しっかし、入れ替わり立ち代りショボイのから、一皮向いたらショボイのまで
各種の敵キャラ(大抵ショボイ…2部とは雲泥の差!)た出てきて
強烈なものからタネが割れると実は大した事ないのまで
千差万別の敵スタンドが襲い掛かってくる展開はやっぱりいいなあ!


あとはポルナレフといい花京院といいジョセフ爺さんといい…みんないいキャラだなあ!


若干、主人公がかすんで見えるぜ!!
これからDIOも出てくるというのにッ「やれやれだぜ」と「オラオラオラ」だけじゃちょっと補正が足りないぞ!!!


そんなこんなで、まだまだグレートジャーニー…
というかスターダストクルセイダーズが続きます(たぶん)


……。


そりゃそうと2部のエリナばあちゃんにリサリサ
3部のホリィお母さんとジョースターの一族は
“お母さんがヒロイン”すぎるぞッ(笑)


以前あった一族の特徴に“母親思い”を入れることを提案するぜ!!


そんなこんなで本日はここまでッ!