『GOSICKs〜冬のサクリファイス〜』
GOSICKs IV ゴシックエス・冬のサクリファイス (角川文庫)
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 文庫
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アニメは終わっちゃったけど、大事に原作を読んでます!
今回は、まだ自分も読んでいない本編最終巻直前のクリスマス前のリビングチェス大会の一日が描かれています。
毎度のことだけど一弥とヴィクトリカがいじらしい!!
あ、あと今回はジャクリーヌさんがマルグリット学園にきているので
余波でグレヴィールまでいじましい具合になってます。
いい歳して(たぶん)頭っから雪に転ぶなよ……(笑)
今回もみんな大騒ぎで、その中で過去の事件がアレコレ明らかになる…といったおはなし。
アニメでもやったジャクリーヌさんのQちゃんのエピソードと
少し過去の誘拐事件のおはなし、
グレヴィールの集めているグラフェンシュタインの人形にまつわる事件。
白眉は赤毛狼ブライアン・ロスコーが宿敵ブロワ公爵に一矢報いる因縁話。
ヴィクトリカの過去とも密接していてかなり唸らされました。
最後にはチェスに関連してちょっとメタなエピソードが挟まったりして
これは最終巻(舞台は世界大戦前後になるはず)への暗示でもあるのかなあ…。
ちょっとシュールで切なくて悲しいなんともいえない読み味でした。
さあ!次は最終巻(上)(下)!
正直、読み終わるのがもったいないけど気合入れて挑まねばッ!!