『やさしいダンテ』

やさしいダンテ<神曲> (角川文庫)

やさしいダンテ<神曲> (角川文庫)


おなじみッ!なんでも入門編をやってくれる阿刀田センセですッ!


今回も阿刀田センセのほかの著作同様、友人から借りて読ませてもらいました。
ほんとにいつもありがとう!


しかし今回は苦戦したッ!


なんでも上手に解説してくれる阿刀田センセをしても、やっぱり難解になっちゃうのかッ
『ダンテ<神曲>』おそるべし!!


今回、阿刀田センセ本としては始めてぐるぐるしたよ……。
なんだか京極夏彦あたりの圧倒的な分量&情報量の小説を読んだような
みっしり感。


しかも、やっぱり仏教圏かつ中世イタリアの歴史にさして詳しくない身としては
大変だった…。


もちろん“日本人になじみの無いアレコレ”は解説してもらえるので
かなり噛み砕かれていて、丁寧だしわかりやすいんですがッ。


むう、むしろこのあたりはダンテさん自身の面倒くささによるのかなあ…。
ともかくなんか凄かった…。


凄くためになった反面少し消化不良があったので
機会があったら、もう一度読んでみるとよいかもです。