『悪魔が来たりて笛を吹く』

毎週攻略している横溝正史金田一シリーズ。
今週は消滅寸前の華族階級の一族に降りかかる悲劇です。


って、また人死にすごいんですがッ!


もう横溝作品では死体の数は勘定しない方がいいのかもしれない(笑)


それでもなんだか読後感は悪くないのは不思議。
おそらくは横溝作品でも屈指の後味の悪さだとは思うんですが、が、がッ


自分の中で古典・名作カテゴリーだから平気フィルターがかかっているのか
ミステリだからとある意味安心してしまっているのか
それとも作者の人徳かッ!


よく説明はつかないですが、内容が悲惨でも、死体の山が積みあがっても
金田一先生の天然な言動を見てと和んでしまうという…。


今回さすがにあんまり内容を書きたくないカンジの
相当のインモラルさなので乾燥はカンタンにこんなところで。


別にめげることなく、次は『犬神家の一族』ですッ!


あ、完全に余談ですが終戦間もない時期が舞台なので


作中に計画停電があった


…ことに驚きました!
あああ、今年の夏はこんな風になってしまうのかなあ…。

でも作中のみんなだって汗を拭き拭きやり過ごしていることだし
ここはいざとなったら金田一先生ごっこをしなくちゃなッ!!