『悪魔が来たりて笛を吹く』
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1973/02/20
- メディア: 文庫
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毎週攻略している横溝正史の金田一シリーズ。
今週は消滅寸前の華族階級の一族に降りかかる悲劇です。
って、また人死にすごいんですがッ!
もう横溝作品では死体の数は勘定しない方がいいのかもしれない(笑)
それでもなんだか読後感は悪くないのは不思議。
おそらくは横溝作品でも屈指の後味の悪さだとは思うんですが、が、がッ
自分の中で古典・名作カテゴリーだから平気フィルターがかかっているのか
ミステリだからとある意味安心してしまっているのか
それとも作者の人徳かッ!
よく説明はつかないですが、内容が悲惨でも、死体の山が積みあがっても
金田一先生の天然な言動を見てと和んでしまうという…。
今回さすがにあんまり内容を書きたくないカンジの
相当のインモラルさなので乾燥はカンタンにこんなところで。
別にめげることなく、次は『犬神家の一族』ですッ!
あ、完全に余談ですが終戦間もない時期が舞台なので
作中に計画停電があった
…ことに驚きました!
あああ、今年の夏はこんな風になってしまうのかなあ…。