『GOSICK4〜愚者を代弁せよ〜』


さくさく読み進んできたラノベ系ミステリも第4巻。


今回は20年前に権勢を振るった後に謎の失踪事件で消えた
王国の錬金術師の謎をめぐるお話。


ゴシックもの、というよりは中世ミステリーものに近い雰囲気もあり。


不可思議な錬金術の歴史を“ボンクラ”の遊びと喝破するヴィクトリカの勇ましさが微笑ましいですな。


雰囲気あり、意外性ありでミステリとしても面白かったですぞ!


しかし!大きな謎とは別に繰りろげられる凄まじい闘争がまたスゴイ!!


アブリル⇔九条⇔ヴィクトリカの三角関係ハンパないッ!!


アヴリルは快活な良い娘だし、ヴィクトリカの見た目と中身のギャップは極上だし、九条君は九条君でまっすぐな良い子なのに………。



どうしてこうなった!!!!



まあ、いろいろ問題がこじれた原因は三者三様ににあるんだけど
九条君があまりにヴィクトリカに強気に出まくるので
いったい何があったかと驚いた…って言うかドン引いたッ


九条一弥、恐ろしい子…ッ


これはある意味、新手の“天然最強キャラ”かもしれないぜッ
恐ろしいものの片鱗を垣間見た4巻でした。