『長い廊下のある家』
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〆は有栖川有栖!
“長い廊下”つか地下通路だよね?
モノはいいようだけれど、タイトルも付けようですな。
表題作は以上に長い地下通路を使った密室殺人。
他には犯人あてではなく“うっかり記憶喪失になってしまった人の重要証言を推理する”ちょっと変わったミステリ『雪と金婚式』
火村先生が犯人と市を賭したグラスチョイスをやらされる『ロジカル・デスゲーム』
…などを収録。
個人的に白眉は『天空の眼』。
グーグルアースなんかをネタにした作品ですが
なんとびっくりアリス名推理!!
しかし正答をさっくり当てても“ああああ、これじゃあ作品のトリックに使えない!”なオチなのは……ッ
笑うところだよねッ、作者先生ッ!!
…むしろそんなアリスに萌えそうになるよ………(おい)
それはそれで良い見所ではありますな!
毎回楽しい火村先生シリーズですが、やっぱり単行本刊行。
好きだからがんばって買うけれど、できればノベルズぐらいで抑えてくれるとうれしいです…。