『将国のアルタイル』8


新刊でました!
今日も今日とて「マフ君かわいいよ、かわいいよマフ君」なのだがしかし…


えッ、また女装ッ!?


ちょッ、四将国編でも敵地潜入で女装したばかりじゃあないかッ
このまま行くと一冊1回はマフ君が女装しそうで怖い…。


いや、ただでさえ少ない我が家のコミック棚に男の娘漫画2シリーズとか
自分で自分の趣味を疑う事態だぜ!?*1


しかも今回はアビリガさんとキュロス君も女装させられるハメに…。
ノリノリのアビリガさんが怖いよ…どこで習ったの?その声色ッ!


………。


とまあ、ふざけるのはこの辺にして、もちろん今回もバッチリ歴史漫画です!


東方の大国、大秦(チニリ)との交易で潤う銀色の都(アルギュロス)を舞台に

将軍に返り咲き外事局長をまかされたマフムートの“経済力による戦争”が始まる


……といったところ。


今まで帝国に防戦一方だったマフ君の華麗な反撃が始まるわけですなッ!


知略を尽くした策により次々と移り変わる事態
新しい登場人物も、懐かしい顔ぶれも入り乱れての群像劇。



やっぱりこの漫画は面白い!!



身内側でも元々、ギクシャクしていたアビリガさんとキュロス君の間柄が
いっそう緊張をはらんだものになったりしてスリリング!
いろんなところから目が離せないぜッ!


大局からするとついに中海(セントロ)最強の艦隊を持つ大国ヴェネディクが
バルトライン帝国と真っ向からぶつかり合う事態になって
海戦慣れしていないバルトラインは苦戦必死…といったところかなあ。


海戦するならやはり3巻で“第一次ポイニキア戦役”となっていたから
次が第二次になるとよいなあ。


そして、これを緒戦にバルトライン帝国対トルキエを中心とした諸国連合というのが王道でしょう!!


次回、マフ君たちは北に歩を進めるようだけど
やはり同盟を組める国を開拓しにゆくのかな?


シルクロード商業都市よろしい銀色の都(アルギュロス)もよかったけど
次にどんな土地が舞台になるのかもわくわくと楽しみです。


あ、余談ですが毎度、新しい土地を始めて目にするマフ君の表情が生き生きしていて大好きです。


あと、終盤の海戦、
ヴェネディクの船団長(カピタン)ブレガとバルトライン帝国海軍のロゥ提督のおじさまバトルもたいへんに魅力的でした。


こういう“集団戦闘”をかっこよく華麗に描けるのは本当にすごい!
しかもガレー船団だよ!?漕ぎ手と櫂だけでどんだけがんばってるのッ
今回も眼福だったぜい!!


ああ、新刊が待ち遠しいなあ!!!!

*1:1シリーズはブロッケンブラッド…って新刊こっちも買わないと