『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
今回も新書ベストセラー攻略。
こちらも言わずと知れた一冊ですね。
会計学…決算書とか、キャッシュ・フローとか簿記とか諸々が苦手な人向けに
まずは身近な例でなじんでもらおうという趣旨の本でした。
まず素直に…
“会計学はやさしい学問ではない”
…とちゃんと明言してあるのが好印象。その上で
会計の本質はそれほそむずかしくはない(P7)
とぶち上げて、プロローグ以下、各章身近な謎(=さおだけ屋はなぜ潰れないのか?等)を取っ掛かりに会計学上の基本を噛み砕いて説明してくれます。
“難しいところは飛ばしていただいてもOK!”のお墨付き(?)も出ているので
ラフに構えて1日で読破できました。
今年、新書ベストセラーに手を出し始めましたわけですが
1日読破は初めてです。
内容もチャンス・ロスの概念や数字のセンスの話は
普通に役に立ちました。
以前、小売店に勤めてたんだけど
その時に読んどけばなーとちょっと後悔もしたり…
まあ、そのときはこの本出てなかったけどねッ!
それでも“あなたのフリー・キャッシュ・フロー”などは
普通に役立ちそうで、お得感がありますな。
また、読んでいる頃にちょうど毎年恒例の“夢ノート”つけをしていて
日々の目標アレコレ書き出してたので
自分が実現できそうだと思っているラインよりも
少し高めに設定するのがコツ
…という一文には唸らされたり。
今年は少し短めにまとめて、ハードル上げ加減にしてみたよ!
ラクに読めて地味に役立つベストセラー!
といったところ。
身内に一読進めようかなあ…。