『結婚しなくていいですか。』
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そんなん、してもしなくてもいいんだよッ
人に聞かれたら全力でそう答えたいそんなタイトル。
ちょっと前に読んだ『しがみつかない生き方』でも出てきましたが
その作者の香山リカ氏の推薦オビがすっかりちゃっかりついてます。
以前、雑誌のコミックエッセイ特集*1でも
イチオシ入っていたので、読ませていただきました。
※今回、友人に貸してもらいました。アリガトウ!
すごく心が痛い、心に痛い一冊です
ここ最近の女性のうまく言葉にできない“生きにくさ”をわしづかみに取り出してあります。
独身の頃はやっぱりぼんやりとは「このまま年取ったら…」とは考えてたなあ、と当時の不安を思い出したり。
じゃあ、そこから脱出した今、なんの不安もないかというと、そーでもないという…
※去年なんて結構、ギャフンな目にあったぜ!
今は女性には“結婚する”“結婚しない”、“子供がいる”“子供がいない”
“働いている”“働いていない”、“介護問題に直面している”“まだ介護問題はない”
…実にいろんな選択肢があり、選択できないルートもあるけど
一人ひとり多様な生き方があるのにどれを体験しても
結局もやもや澱のようなものが溜まってきて、ものすごく“生きにくい”
その正体は何なんだろうなあと、シリアスに考えてしまったりします。
ただ自分は、今の自分のルート*2に後悔はしていないし
他のルートを歩いている知人友人達も
“自分が選ばなかったルート”を歩いてくれている同志みたいに考えているので
その点“生きやすい”のなあと。
誰がどんな選択をしても、それが当たり前の世の中が早くくればいいのになあと
かなりしんみりしました。