『桜宵』『蛍坂』 

桜宵 (講談社文庫)

桜宵 (講談社文庫)

螢坂 (講談社文庫)

螢坂 (講談社文庫)


北森鴻の連作短編、香菜里屋シリーズを2冊バタバタと読んだのでそちらから…。
読んでる間、胃腸が悪くて苦労しましたが、読んでると別の意味でも胃腸で苦労しましたぞ!


料理があまりにも美味そうでッ

 
2冊とも表題作はじめ、基本的に読み味は大人味…というか苦い場合が多いのですが
その分、架空の美味とはいえ数々の絶品料理に慰められている気がしますな。


前回、読んだ蓮杖那智シリーズ同様、こちらも話が進むごとにちょっとづつ作中に変化が起こるのがまた新鮮でした。


今まであまり気にしなかった探偵役マスター工藤の過去が徐々にクローズアップされているようですが、探偵役の過去ばらしって、たいていのミステリにおいて最終巻エピソードだよなーとちょっと嫌な予感。


もうちょっと続けていいのになーと惜しみつつ、次も読み進める予定です。