『The Book』
The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜
- 作者: 乙一,荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/26
- メディア: 単行本
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帯にあるとおり、乙一×ＪＯＪＯのコラボノベルですな。
乙一、という作家を読むといつも思い出される絵があります。
ヒエロニムス・ボスの名画『快楽の園』ですな。
気味が悪いのにキレイでどこかユーモラスでもある。
というのが自分の中で共通項になっているようで
いつも、こんな感じだな〜とぞ、思うつつ読んでいるわけです。
一言であらわすと、それは“奇妙”という感覚なわけで
そういや、ＪＯＪＯのメインタイトルは“ＪＯＪＯの奇妙な冒険”なのでした。
…ということで…
乙一×ＪＯＪＯはかなりの正解だったかと
この手のノベライズの基本で世界観・登場人物はそのままに
時間軸を原作とはズラして外伝的ストーリー…という内容*1なのですが
ヘンな違和感もなく、むしろ非常にジョジョっぽく
なおかつしっかり乙一という上質の仕上がりになっております。
まあ、読後感はあまり良いほうではないので*2
万人にオススメしたいとはいえないかもですが…。
余談ですが、乙一氏、執筆に５年かかったそうで
小説としての面白さもさることながら
そこまでのがんばりぶりと、書き上げたことに対する驚嘆が
本書での一番の驚きでした。
すげーな、乙一！
次回更新
夏ですね、もう死にそうです、限界です…ということで
しばらく超スローペースが続きそうです。
ブログとか趣味とか言うレベルでなく
生命維持レベルで夏が苦手になりつつあるここ数年。
まずは生き抜くこと念頭なので申し訳なく申し訳なく…。
とはいえ体力気力に無理ない程度に
夏文庫に手を出したりしようと画策中につき
おいおいアレコレ活字も上がってくるかと。
それまではラノベとコミックで食いつなぐぜい！！
では読書枠はまた来週ッ！
