『刀語 第八話 微刀・簪』
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ハイ、本気で7巻読み飛ばしちゃったよ、この人ッ!!
……。
まあね、うん、そのうち長い人生のどこかで7巻に巡り合うこともあるさ……。
さて損なこんな訳でして、どーやら7巻は
いつもの“まにわに虐殺ショー”はお預けだったらしく
今回に持ち越されてきたそんな栄光のかませ犬はというと…ッ
海亀さーーーーん!
ほんとうに、ほんとうに、すばらしい、噛ませ犬っぷりでした!!
残念でしたね、お疲れ様!!
今まで、ちょっと感情移入しやすいカンジのキャラ造詣が続いてきたぶん
こうも王道ど真ん中に噛ませ犬だと、もはやむしろ
大手を振って万歳三唱で野辺送りにしてあげたいそんな気分。
そうそう、忘れるトコだってけど、まにわにのみんなの基本立ち位置は
“噛ませ犬”だったっけ。
そう考えると、狂犬ちゃんはちゃんと“中ボス”してえらかったね!!*1
しかし、海亀さんの最後に添えた
“亀って長寿なのに、すぐ死んじゃったね〜”的一文は
ちょっとひどいと思うの……。
さすがにギャグにしかとれないぜい、その例え。
…とまあ、まにわに萌えはこの辺にして…
今回は刀集めというより、はライバルお出まし紹介号でしたな。
しかし“否定姫”って
なんという思い切ったネーミングセンス!
正直「ねーよ!」なセンスですが
そこは不可能を(詭弁)で可能にする西尾維新。
思い切りのいいナイスなお姉さまでした。
とがめはとがめで良いが、否定姫は否定姫でいい具合〜。
お付の“名前長えよ覚えにくいよ”さん*2は、うん、まあ、なんていうかがんばれ!
刀集めのほうは「VSロボバトル!」というもはや時代劇の枠を超えた戦いで
それはそれで面白かったり、
戦法自体は「ちょ!それをやっちゃあおしまいよ!」だけど正論は正論だしね。
だんだん先が見えてきたけど
もうちょっとこの『刀語』
楽しませてもらう所存です。
※このシリーズハヤシにしては酷評ムードだけど
実際は毎回けっこう楽しんで読んでいるんだぜ!と言い訳しときまする
…だってほら、記事、無駄に長いじゃん!!