『刀語 第八話 微刀・簪』

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)


ハイ、本気で7巻読み飛ばしちゃったよ、この人ッ!!



……。


まあね、うん、そのうち長い人生のどこかで7巻に巡り合うこともあるさ……。



さて損なこんな訳でして、どーやら7巻は
いつもの“まにわに虐殺ショー”はお預けだったらしく
今回に持ち越されてきたそんな栄光のかませ犬はというと…ッ




海亀さーーーーん!



ほんとうに、ほんとうに、すばらしい、噛ませ犬っぷりでした!!
残念でしたね、お疲れ様!!


今まで、ちょっと感情移入しやすいカンジのキャラ造詣が続いてきたぶん
こうも王道ど真ん中に噛ませ犬だと、もはやむしろ
大手を振って万歳三唱で野辺送りにしてあげたいそんな気分。


そうそう、忘れるトコだってけど、まにわにのみんなの基本立ち位置は
“噛ませ犬”だったっけ。


そう考えると、狂犬ちゃんはちゃんと“中ボス”してえらかったね!!*1


しかし、海亀さんの最後に添えた
“亀って長寿なのに、すぐ死んじゃったね〜”的一文は
ちょっとひどいと思うの……。


さすがにギャグにしかとれないぜい、その例え。



…とまあ、まにわに萌えはこの辺にして…


今回は刀集めというより、はライバルお出まし紹介号でしたな。


しかし“否定姫”って



なんという思い切ったネーミングセンス!



正直「ねーよ!」なセンスですが
そこは不可能を(詭弁)で可能にする西尾維新


思い切りのいいナイスなお姉さまでした。
とがめはとがめで良いが、否定姫は否定姫でいい具合〜。


お付の“名前長えよ覚えにくいよ”さん*2は、うん、まあ、なんていうかがんばれ!


刀集めのほうは「VSロボバトル!」というもはや時代劇の枠を超えた戦いで
それはそれで面白かったり、
戦法自体は「ちょ!それをやっちゃあおしまいよ!」だけど正論は正論だしね。


だんだん先が見えてきたけど
もうちょっとこの『刀語
楽しませてもらう所存です。


※このシリーズハヤシにしては酷評ムードだけど
実際は毎回けっこう楽しんで読んでいるんだぜ!と言い訳しときまする
…だってほら、記事、無駄に長いじゃん!!

*1:しかも前座段階で“噛ませ犬”やくも果たしているというがんばりぶり!!

*2:もはやキーボード入力すらメンドイ