『ブギーポップ・クエスチョン〜沈黙のピラミッド』


ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)


フラフラと本屋に出向いたら誘惑に負けて購入
ヒマもないのに死ぬ気で読書にいそしんでしまいましたとさ…




おそるべし、おそるべしブギーポップ



そろそろシリーズ完結するのかなあと、思い始めてかなり経つのですが
作者氏に“まったく終わらせる気がない”のが清々しくも、いっそ頼もしいッ(笑)


今回も燃え燃えウハウハとアドレナリン分泌しながら
楽しいひと時を過ごさしてもらいました。


やっぱりなんだかんだ言ってて面白いんだから反則変則このやろーですなあ。


いつもと同じように、登場人物の視点入れ替わり立ち代り
キャラクター主眼というよりは“事件=事象”…


…今回は“メザーニン(中二階)”…


…に重きを置いてストーリーが進んでゆくのですが
じゃあ、キャラがたってないか?というと、
そんなことなんざ全くないというクオリティ。


無論、メロー・イエロー*1のような、
狙ってるのか!狙ってるんだよなあ!という
いろんな意味でストライク…どころかクリティカルなキャラクターもいるわけですが


反面、ネタバレるから詳しくは書かないものの
誰でもなくなんでもない人物までもが
否応なく“魂”を感じさせるようなヤツだったして


もうここまでくると名人芸です。


実に悲惨なラストでよくよく考えると
大方の登場人物がこの後ろくな目にあわなそうなのに
突き抜けて爽快感すら感じていて


読み味も素晴らしいですな!


あと何作振り回されるのかわからんですが
行き着くところまで振り回されたい所存です。

次回更新


次回の日曜読書枠はちゃんと読み始めたので
神林長平の『鏡像の敵』の予定で。


只今2編目まで進んでますが、両方読み味違って
お買い得な具合…このまま各種取り揃えて欲しいなあ。


ワンピやDグレもそろそろ再開したいですが



正直、今、読書よりセカキュー2やってたィ…(もごもご)


まあそんな具合で、待て!次号!!

*1:このネーミングでノスタルジイ感じるのはちょっと年取った気分…