『ブギーポップ・クエスチョン〜沈黙のピラミッド』
- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2008/01/09
- メディア: 文庫
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フラフラと本屋に出向いたら誘惑に負けて購入
ヒマもないのに死ぬ気で読書にいそしんでしまいましたとさ…
おそるべし、おそるべしブギーポップ!
そろそろシリーズ完結するのかなあと、思い始めてかなり経つのですが
作者氏に“まったく終わらせる気がない”のが清々しくも、いっそ頼もしいッ(笑)
今回も燃え燃えウハウハとアドレナリン分泌しながら
楽しいひと時を過ごさしてもらいました。
やっぱりなんだかんだ言ってて面白いんだから反則変則このやろーですなあ。
いつもと同じように、登場人物の視点入れ替わり立ち代り
キャラクター主眼というよりは“事件=事象”…
…今回は“メザーニン(中二階)”…
…に重きを置いてストーリーが進んでゆくのですが
じゃあ、キャラがたってないか?というと、
そんなことなんざ全くないというクオリティ。
無論、メロー・イエロー*1のような、
狙ってるのか!狙ってるんだよなあ!という
いろんな意味でストライク…どころかクリティカルなキャラクターもいるわけですが
反面、ネタバレるから詳しくは書かないものの
誰でもなくなんでもない人物までもが
否応なく“魂”を感じさせるようなヤツだったして
もうここまでくると名人芸です。
実に悲惨なラストでよくよく考えると
大方の登場人物がこの後ろくな目にあわなそうなのに
突き抜けて爽快感すら感じていて
読み味も素晴らしいですな!
あと何作振り回されるのかわからんですが
行き着くところまで振り回されたい所存です。
次回更新
次回の日曜読書枠はちゃんと読み始めたので
神林長平の『鏡像の敵』の予定で。
只今2編目まで進んでますが、両方読み味違って
お買い得な具合…このまま各種取り揃えて欲しいなあ。
ワンピやDグレもそろそろ再開したいですが
正直、今、読書よりセカキュー2やってたィ…(もごもご)
まあそんな具合で、待て!次号!!
*1:このネーミングでノスタルジイ感じるのはちょっと年取った気分…