『空の呪縛』

空の呪縛 (空の呪縛シリーズ) (コバルト文庫)

空の呪縛 (空の呪縛シリーズ) (コバルト文庫)


久しぶりの前田御大。
新刊出たので買って読んだ訳ですが…



正直あんまりな読み味(がっくし)



一応、「天を支える者」の外伝というかアナザーストーリーというか
本編(と外伝「古恋歌」もか)の暗黒時代の前の話な訳ですが


本編のナルレイシア嬢の苦労とか無意味になるような
すごい設定があって、もう驚いた…びっくりした……。



つか別にフィジカルなラブラブ描写とか
あんまもとめてないからッ(笑)



もんのすごい久々に前田御大でラブシーンを拝んだ訳ですが


もうそういうのはコバルト文庫じゃないところで補給できる歳だからッ
ていうか、そもそもそういうのはぼかして描写して
アレコレ想像するほうがいやらしいと思うんだッ!


あとは徹頭徹尾“恋”のお話なのも珍しかったか…?


でも救いようがない話だで読み味が悪かったんだ…ッ(泣)


ハッピーエンドならともかくバッドエンドにしか見えないしなあ…。


前田作品の魅力は主人公が押し付けられたろくでもない運命を
血と汗と涙と努力と根性と若干のラブ*1で打破してゆくところにある!
とぞ思ってたので、コレはちょっとなあ…。


次回はもちょっと読み終わった後にスカッとできるものを求めたい所存です。

*1:ホントちょっとでいいの、お寿司のガリ程度でいいの