『我語りて世界あり』
- 作者: 神林長平
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/01/01
- メディア: 文庫
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ひっさびさの神林長平!!
新刊でもなんでもないのですが、たまたま書店で見かけたので
勢い込んで買ってしまいましたッ!
※ついでに『死して咲く花、実のある夢』も買いましたぞ!
去年の『膚の下』以来かな?などと思いつつ
いそいそページをめくって読みすすめてまいりますと…
いんやあ!やっぱ、最高ですな!!
神林氏独得のめくるめくSF世界はやはり病み付きになりまするッ*1
今回も神林三代テーマの“機械”“時間”“言葉”が余すところなく総出演で
他の見慣れたモチーフ“猫”や“クルマ”も出てきて
ああこれはあの作品に共通してる感性だな〜、
こういうシチュエーションはあの作品を思い出すな〜と
始終ほくほくしっぱなしでしたぞ!
基本短編連作形式で個々のエピソードはシビアなものが多いのですが
スージ516MRSの話は清涼感があって特に好印象ッ
※対抗車のマクシミリアンV12も名前からしてカッコよろしい
メインの少年少女3人もうまくバランスがとれていて
なかなか完成度の高い作品でした。
オチもよかった!!
今年はこれからどんな神林作品が読めるのか
既にして楽しみになってまいりましたぞ(笑)
*1:…って風邪で病みついてるときに読んでたわけだが…