『ぶぶ漬け伝説の謎』


ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー

ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー


友人から拝借の北森作品


“裏(マイナー)京都ミステリー”第2弾!


嵐山の隠れた名所?大悲閣の寺男
その前身はスゴ腕広域窃盗犯の有馬次郎が


奇天烈な周辺人物のせいで珍妙な事件に巻き込まれちゃあ
かかる火の粉は的に解決してゆくというこのシリーズ…。


帯には


   古都秘伝の“隠し味が”


   事件をいっそう奇妙にします


とあるけれどか「奇妙」じゃなくて「珍奇」に直した方がええんでないの?
と思わずツッコミたくなるコミカルさ!


前作の『支那そば館〜』のときは、結構ダークなノリのときもあったのに
バカミス作家のムンちゃん大先生(作中人物)効果で
すっかり本体までバカミスに…ッ


…ってのは言い過ぎで、ちゃんとミステリーとして成立してますが
うん、でも思いっきりコミカル路線に突入してしまったのもまた真実。


そして相変わらず、作中に出てくる割烹“十兵衛”の料理が美味そう…。


“お腹の減るミステリ”っぷりは前作と同じクオリティでございます。


ご馳走様でした〜。