機動戦士ガンダム0080 〜ポケットの中の戦争・第5話


第5話『嘘だといってよ、バーニィ


キーワードで引っかかった方も、検索で飛んでらした方も
どなたさまもこんにちは〜。


昨日は時間がなくて更新予告がなかったりなんだり…すみませぬ、すみませぬッ


本日は〝0080〟各話感想でまいりますッ!


いやぁ、回をますごとにグイグイ引きこまれてしまいますな…。


今回は出てくるセリフ出てくるセリフ、心臓にクリーンヒットで
最後にはちょっと涙ぐまされたりしてました(笑)


…って、今からほろっときててラストを見届けられるのかッ!


いや、見るんですけどね、DVDレンタルしてるわけだし。


ともあれ、さっくりまいりましょうッ!!

差し迫った現実

   死者246名 重軽傷者572名
   昨日の犠牲者の数だよ



失敗したルビコン作戦の結果がこれ。


サイクロプス隊の面々もバーニィ残して全滅してしまいましたが
コロニー側(というか民間人)だって被害が皆無というわけもなく…。


街中に買出しに来たアルの目の前では、死傷者の救出が続いていて
その被害者には子供の姿も……。


思わすハンバーガーの包みを落としてしまう描写とか秀逸ですなあ。


さて、生き残ったバーニィはというと…失意のどん底で逃亡準備中。
死んでいった者の重みを背負うにはあまりにも若すぎますぞ。


追い討ちをかけるように〝クリスマス北爆〟ならぬ〝クリスマス核爆〟計画が…ッ


クリスマスまでにアレックスを破壊できない場合は
コロニーに核を打ち込む破滅的な作戦が敢行されてしまうという最悪のオチ。


ここまでツメられて、逃げ出さないほうがおかしいですぞッ!


でももちろん子供のアルにはそんな現実のシビアさが伝わるはずもなく
バーニィとアルは仲たがいをすることに。


バーニィも単に自分の保身だけ考えてるだけじゃなくて
盗聴器のことを教えてやったり、アルに核攻撃のことをリークしたり
甘さが捨てきれないのがもう、たまりませぬ…ッ


〝戦争が人を変えてしまう〟のも真実だけど
〝戦争があっても人は変わらない〟のも真実なんだなあ…。


ここの森のシーンがサブタイの〝嘘だといってよ、バーニィ〟部分に相当するようですが
本編にはこのセリフがないのですな…。


でもまさに的を得たサブタイで、ほんと素晴らしいですぞッ


〝戦うと思うわ〟


バーニィと仲たがいし、とぼとぼ歩くアルに声をかけるクリス。
なんでも相談にのる、というクリスにこっそり打ち明け話をするアル。


   あのね…もしも、もしもね
   宇宙艦隊が攻めてきて、このコロニーが潰されちゃうとしたら
   …クリス、どうする

 
  戦うと思うわ


  (中略)戦えばそのために人が死んでゆくわ でも戦わなくても死んでゆく
  正しいことなんてどこにもない…
  

  自分に出来ることをするしかないんだわ


クリスはその前に警察による簡易尋問で〝戦ったのは仕方ないことだった〟
と答えたのを結果的に死者が出て〝死んで仕方のない人間なんていやしない〟
とぞ、切り替えされていて、それを踏まえのてセリフなので重みがありますな…。  


このセリフでアルは奮起するわけですが、一方バーニィの方でも
心変わりイベントが……。


クリスに似た女性を見かけて、そこから思いなおす
…という一連のシーンなのですが、


戦争とはぜんぜん関係のない痴情の縺れ喧嘩をする女性のセリフの端々に
バーニィの心情を代弁させるようなスゴイ演出でしたぞ!


こういうやり方で心理描写も出来るんだ…と目から鱗が落ちた気分。


前半1、2、3話は〝戦時下なのにシリアス味がない〟側だった
アル、バーニィが〝ルビコン作戦〟失敗をはさんで


反対に周囲に〝戦時下なのにシリアス味がない〟と感じる側
に回ってるところも印象的でしたな…。


これも…


〝戦争が人を変えてしまう〟のも真実だけど
〝戦争があっても人は変わらない〟のも真実。


…ってことですかな。


いろいろあって今回最後の


   大好きだよ バーニィ


という一言に昇華するわけでございますが
ホントこれ聞いたときにはほろっときましたな*1


次回いよいよラストな訳ですが、がんがって最後まで
この物語を見届けたいとぞ、思いまする。

次回更新


さて、明日はお休みでございます。


〝0080〟各話最終回は早くて水曜のお届けで…
木曜日はいつものゼーガの各話でございます。


ではでは本日はここまでッ

*1:ハヤシは感動性です