『支那そば館の謎』

支那そば館の謎―裏(マイナー)京都ミステリー

支那そば館の謎―裏(マイナー)京都ミステリー


ちょうど先週でプライベートに一区切り付いて落ち着いたので
心機一転!新規開拓ッ!


友人に勧められて初!北森鴻でございますッ!!


短編形式で軽妙な文体と、さくさく進む展開で大変読み易うございましたッ!


元・凄腕窃盗犯の寺男・有馬と、猪突猛進な自称美人新聞記者の折原が、
住職の助言に助けられたりしつつ、
事件に巻き込まれたり、首を突っ込んだり…といった内容


ストーリー的にちょい重いところもあったのですが、
バカミス作家のムンちゃん先生が乱入してきたあたりから
いきなりコメディ色が10倍増しに(笑)


しかし〝バカミス作家〟って職業として確立してるのか?


まあそんなダメっぽさもご愛嬌ということで…(笑)


京都の風物を織り込んだり、普段、知ることのない京都地元民生活の一端が覗けたり
〝裏(マイナー)・京都ミステリー〟は伊達じゃございませんな!


ミステリ好きにもおいしいし、京都好きにもまたおいしいッ
しかも劇中に出てくる〝寿司割烹・十兵衛〟のメニューのおいしそうなことッ!


2度どころか3度おいしい佳作でございますッ!


問題は、読み終わったあとおいしい和食が食べたくとも、
近くにそんなお店がないことか……(泣)


カウンターのお寿司屋さんなんて入ったこともないし
いいちここは海ナシ県…ああッ


読み終わって〝和食が食べたい!〟と相方に提案したところ
引き回されてたどり着いたのはなぜか洋食屋でした……。
釜焼きミックスピザはおいしかったけど、ぜんぜん和食じゃない…ッ(笑)


仕方ないので、次回プチ帰省したら、
せめて〝回ってるほう〟のお寿司屋さんに行ってこよう……しょぼん