覇王大系リューナイト第30話感想!

『精霊剣を取り戻せ 剣豪VS月心!!』*1

キーワードで引っかかった方も、検索で飛んでらした方も
どなた様もこんばんはッ!
やっとこ復活!リュー各話感想久々2夜連続前編!!


月心、かんむり話でございますッ!!


いや〜、レギュラーパーティー加入もちょっぴし影の薄かった月心に、
ついに、ついにスポットライトがッ!!


しかもとっても彼らしいお話!これが喜ばずにいられようかッ!!
リューバトルもほとんどない、地味なお話ではありますが
そういうときほど、ちゃんと作りこんであって良いですぞ(ほくほく)


さてさて、さくっとまいりましょうかッ!!

ストーリー

精霊石探し〝の旅はいよいよ、日の出国へ!
ここには月心と、そしてサルトビの精霊石が眠っているのだ。


一行は二手に別れ、
サルトビとグラチェスは一足先にサルトビの里へ
残るメンバーで月心の実家道場へ。


そこには月心の流派に伝わる精霊石をあしらった名刀
〝三日月丸〟があったのだが…


帰ってきたおんぼろ道場では父・満月が高いびき
おまけに家宝の〝三日月丸〟もないッ!


なんと道場破りに看板代わりにやってしまったというのだ!


あせった月心は道場破り=剣豪・流一刀に勝負を挑むも
あっさりと返り討ちに…。


精霊石をわが手にと勇む月心は流一刀の〝稲妻返し〟を破り
見事、〝三日月丸〟を手に入れることができるのだろうか?


みどころ

やっと着いたよ日の出国!
遠くに見えるはマウントアカフジ(笑)!

ジャポニズムちゃんぽんなセンスがたまりませぬッ!


そしてこんな楽しい国も、ホエールズバレー同様わずか3回で終了…OTZ
いやいや、この作りこまれた世界観を惜しげもなく浪費するのも
リューナイトの魅力でございますぞッ!!


しかもいきなり温泉天国!!


…でも女湯はありません!あしからずッ(笑)
せいぜい男湯にカッツェが乱入してくるぐらいです。


そして、湯船でもなぜかカブトは取らないのアデュー…
そのカブトはデフォなのか?


さてと、おふざけ?はここまでにして…っと


月心、かんむり話でございますッ!!


実家に、父上に、道場破りのライバル剣豪にと、いきなりのプッシュ攻勢!


月心は性格的にバランスが取れていて
悪く言うとちょっと目立たないキャラクターだったのですが
このお話でていねに掘り下げて、深く魅せてくれまする。


こういった丁寧な描写がキャラターのひいては作品の魅力でございますッ!!


また今回、特訓という名目でリューこそ、出てはまいりますが
基本的には人間VS人間のバトルが主軸!


義に篤く、優しい心根の月心がどうして剣士を目指したのか?
強くなるとはどういうことであるのか

なかなかどうして、骨太なお話に仕上がっておりますぞ!

バトル

そんなわけで今回はリュー無しで…
流一刀VS月心の剣豪バトルでまいりますッ!


以前27話*2の時に触れたのですが私的にはリューのテーマは


誰のために強くなるのか、なんのために強くなるのか?


だと、思っておりまする。


今回もそのテーマをなぞる構成になっていてとてもホクホクでしたぞ!


当初は精霊剣〝三日月丸〟ほしさに焦り、まさに猪突猛進!
返り討ち→山篭り特訓!特訓!鬼特訓!…な月心!


流一刀に勝ちたい!


危うく覇道に堕ちかけたところでみんなが、
その月心をサポートしてやるのがとても良いですぞ!


男湯に乗り込んできてアデューにお説教するカッツェといい
リューパラディンでシュミレーションに付き合うアデューといい…


イズミがお金で解決しようとしたり
うっかりヒッテル兄ちゃんが銃に手をかけたりもしてますが
ま、そこはアダルトチームの大人ゆえのご愛嬌ということで(笑)


シメはパッフィー。


月心さんはなぜ剣の道を修行されたのですか?


月心が剣士への道を志したのは、
幼い日、戦乱に巻き込まれた自分を庇って斬られた愛犬を失ったのがきっかけ。


弱いもの、美しいもの、友情や平和を守る強い剣士になりたい


初心、忘れるべからず、とは言うもののこれがなかなか難しい!
いいとこ突いておりまする。


加えて、ストーリーとしてももちろん上々ですが
剣術バトル描写もなかなか…


足裁きで相手の力量を知る満月VS流一刀バトルに
攻撃を受け流して月心の猪突猛進剣術を喝破する流一刀VS月心一回戦


いつものメカバトルももちろん燃えッ!な訳ですが
人間VS人間でも手抜きせず、むしろちゃんと描写されてて秀逸!


剣により敵を倒すのではなく、剣により道を斬りひらく


人を活かす〝活人剣〟といい、剣術者ではけっこうベタかもしれんですが
やっぱしそれはそれで剣術モノ持ち出してくるからには、
やってほしいところな訳で…(笑)


ホント!うまくまとまっておりまするッ!!


次回予告

さてさて久々2夜連続更新、次はサルトビっ!
ちょっと色っぽいイオリも初登場31話でございますッ!!


がんがって更新いたしますのでお楽しみに〜(笑)


以下蛇足です(声優さんトーク松本保典さん編)






せっかくカンムリ話だったし、月心役の松本さんの話でも…。
あくまでハヤシ個人の主観ですので、不愉快だったら申し訳なく。


なにげに好きです、松本保典さん!


たとえば、同じリューキャストだったら関さんや、置鮎さんのように
パッと聞いてすぐ華がある!という質の声でもないし


結城さんのようにスパッと来るハマリ役がある*3というわけでもないのですが、


〝強い信念を持ったキャラクター〟をやらせたら右に出るものはおりませぬッ!


たとえば今回の月心のように…


他にも現在、放映中のエウレカセブンではストナーというカメラマン兼ジャーナリストの役をやってらっしゃいますが、
ゲッコステート内で子供以外では唯一戦闘要員でもなければ、
艦の乗組員としての役割も持ってないとう、
ちょっと紗に構えた独特のキャラクターをそつなく演じておりまする。


また、けっこう前な上、耳コピーなので定かでナイのですが、
十二国記のドラマCDで斡由という名君→妄君の転調のある敵役も
すっごく堂に入っていて「神レベルっ!」とぞ思ったのを覚えておりますぞ!


そんなわけで、松本さんイチオシっ!!


→いや、ほんとはリューキャストさまはみんな好きなんですけどね(笑)


ではでは、本日はここまでッ!!

*1:脚本・伊藤恒久 作画監督前田明寿

*2:感想はこちら→http://d.hatena.ne.jp/hayashi-azuma/20060113

*3:ハヤシ的にはやっぱアデュー!