覇王大系リューナイト12話!

『ガルデンを倒せ!氷の城の決戦』*1


VSガルデン様第一回戦、〝氷の城〟の後編でございます。


いつものスタッフチェックをしていて気づきましたが、
今回も久々に作画とメカ作画で分けていますね。


1クールをシメて2クールに入るよということで、
ストーリーの節目にクオリティの高い話を入れてくる姿勢はたいへん良い!ですな。

  • ストーリー

両親のそして故郷の仇として追ってきたガルデンに敗れ
深手を負ってしまったサルトビ。
パッフィー達のユーディス校長救出作戦も〝氷の城〟の強力な魔力に阻まれ
惜しくも失敗してしまう。


イズミの治癒の術のおかげでなんとか命を取り留めるサルトビは
意識を取り戻すやいなやガルデンを討つべく出撃しかけるが、
アデューに引き止められパッフィーに涙ながらに説得され
自らの過去を話し始める。


舞台は日の出国。
君主を支え、国の平和を守ってきた忍びたちの村だったサルトビの故郷は
ある日襲ってきた〝黒いリュー〟をその乗り手により
一夜にして灰塵に帰した…。


しかも「ただ自分の力を磨くため」という理不尽な理由で。


からくも一人生き残ったサルトビは敵を討とうと、旅を続けてきたのだという…。



話を聞いた仲間達はアデューは騎士道大原則にのっとって、
パッフィー&イズミはユーディス校長救出のために
ともに決戦の〝氷の城〟へと急ぐ。


さあ!VSガルデン戦、リターンマッチでございますッ!!


  • みどころ

絵がキレイ、脚本も良い大満足の回でございますッ!


ガルデン様もそれは素晴らしいわけですが*2、それは前回さんざんっぱら崇め奉っといたんで、今回は別のところに着目!


ハイッ!今回のみどころはサルトビですッ!


前回で頭に血が上ったせいでコテンパンでしたが、
そんなサルトビがまわりの仲間(とくにパッフィー、良い娘だ…ほろり)に支えられてるのがたまりませぬ。
サルトビ…ちゃんとみんなに愛されてるのだなあ…。


結局、みんなで〝氷の城〟に向かうことになったときの、
ちょっとはにかんだあたり、ものごっつく和みましたぞ。


過去の話も良い。
ここら辺はエピソードの見せ方がホント巧いなあと。


ストーリー的にも単に強敵を挫く!というのではなく
〝氷の城〟の魔法石を砕くことで「強力な力の放棄」を描いている点が出色です。


〝大きな魔法の力は持ったものに野望を抱かせる〟


力を持つだけが全てではない、というメッセージが込められていて
貪欲なまでに力を求めるガルデン様との対比で巧くまとまってました。


うん、ホントすごいぞ12話!

  • バトル

作画がキャラクタとリューで分かれているだけあって、
こちらもみどころ盛りだくさん。


魔力で動く無人ソリッドや、爆裂丸の奮戦!
シュテルの邪竜形態、アデューとサルトビの連携攻撃などなど…。
よくこれだけの要素を一話分のバトルに組み込んだものです。


無人ソリッドのデザインなんかすごく良くできていて、ビックリ!
魔力込めた水晶?からソリッドが出てくるところなぞ、
なつかしの『ロードス島戦記』に出てきた竜牙兵(ドラゴンの牙を触媒にした魔法兵の一種)*3を思い出しました。
やっぱこれ、後々出てくるイドロが作ったんだろうなあ…。


その無人ソリッド3体を難なくかわし、
一気にシュテルに詰め寄る爆裂丸の善戦も良し!
爆裂丸のテーマをBGMに太陽を背飛び込んで剣劇に持ち込む流れは燃えますぞ!


どっこいシュテルも相変わらず悪強くって、爆裂丸と渡り合いながら
隙を見て人質を助け出そうとするマジドーラに電撃魔法*4で競り勝ったり、
せっかくの人質救出されてしまいちょっと不利になったかと思いきや
畳み掛けるように邪竜形態*5


ここ2、3話で急に精神的に成長したアデューの気合に押され
最後にはアデュー&サルトビの連携攻撃で手傷を負って撤退を余儀なくされますが、
たえずリュー2体以上と渡り合い…シュテルの強さが引き立ちますな!


また引き際も良い。

「よくもやってくれたな…しかしこのままでは済まさん!
この礼は必ずする!それまで首を洗って待っているがいい!」


ああ、もう待ってましたよ、お約束な捨てセリフ!
しかもビシッと指差しつき!!


たっ、たまりませんな!!
やあ、もう明日にでもまた出てきてくれて良いよ(笑)!


今回は仇は討てず〝一矢、報いた〟程度におさまってますが、
この配分が次に出てきたときの期待を煽りますな。


ほんとに今回はどこを切っても褒め言葉しか出てこないッ!!
大満足でした〜。


以下蛇足です(リューナイト関連商品求めて三千里)
今日は一度、〝みどころ〟コーナーまで仕上げてちょっと出かけてきました。
一つは13時に予定が入っていたのでそれですが、
残りは…せっかく辺境でも都内に来たので、この機に関連商品探しに出てましぞ。


時間と交通の関係で立川、八王子を柱神…もとい中心に
古本屋3件、総合書店3件、漫画専門店2点、家電専門店2件とハシゴ、
最後の最後で寄った八王子のくまざわの地下階コミック専門店で
覇王大系リューナイトコレクターズエディションSIDE:A』同じく『〜SIDE:B』をゲットいたしました〜。


しかし、大判書き下ろしつきとはいえ一冊2200円…。


値段、高…ッ


まだちゃんと読んでないのですが、この春先まで持っていたVジャンプコミックス版全三巻のほうが設定とかいろいろ細かかったような気が…orz
あー、なんで処分しちゃったんだ自分!


『〜SIDE:B』ピンナップがな・ぜ・かッ!ガルデン様で(しかもちょっとお色気仕様?)なんだか意外でした。
ガルデンは好きだが単体でカラー使うならやっぱヒロインをッ!


パッフィーの水着だとばっかり思ってたのになあ…しょんぼり…OTZ


そらそうと、DVDボックスがぜんぜん見当たらなくて困ってます。
む〜いざとなったらまた秋葉原まで遠征するか…。
もしくは密林か…。悩みどころです。
これはドラマCDも同様ですな。
ブクオフめぐりにも限界があるし…いざとなったらヤフオクでしょうかな?


なかなかに頭の痛い問題です…ま、気長にやりますかね〜。


ではでは!本日はここまでッ!!

*1:脚本・面出明美 作画監督・菱沼義仁 メカ作画・藪雅律

*2:作画、菱沼さんだし

*3:ドラゴントゥースウォーリア、『火竜山の魔流(下)』なんかでおなじみ

*4:ライダースソードなんだろうけどまだ名前が出てきてない

*5:…て、これもまだ名前は出てきてないけど