『マリア様がみてる〜いばらの森〜』
『ブレイブ〜』が読めない寂しさを紛らわすべく借りてきた〝マリ見て〟3巻。
そのサブタイは〝いばらの森〟でした…ッ!
ライトノベル読んで育ってるので、成人してこっちも全然抵抗なくラノベに親しんでるのですが、さすがにこのシリーズを読んでいると時々…
ああッ…いま、私はコバルト文庫を読んでいる…ッ!
という気になりまする。乙女路線全開ッ!!
そんなこんなでたまに現実に引き戻されつつも、品の良いリリアン女学園の空気を満喫させていただいております。
っていうか…
白薔薇様ッ、6号館地下学食のタンメンが食べたいですッ
読めば読むほど女の園でのんびり過ごした大学時代をおもいだします。
実際にはモデル校は存在しないそうですが、
銀杏並木(銀杏大量落下付き)や最寄り駅がM駅なところがちょっとだけ似ています。*1
もちろんミッション系じゃなかったし、姉妹制度もなかったですが(笑)
でもほんと、女の子だけの学園生活の雰囲気を嫌味なく描写する筆力、作品の雰囲気作りは凄い!
ストーリー、キャラクターでなくこの作品全体の空気が〝マリ見て〟人気の一つだなあとしみじみ…他じゃまね出来ないクオリティ!
さてさてストーリーとしては紅、黄、ときて白薔薇の出番。
外見顔立ちくっきり系美女*2中身セクハラ中年親父(笑)の白薔薇様の知られざる過去でございます。
シリーズタイトルの「マリア様が見てる」なシチュエーションもしっかりがっしりカバーしててなかなかに上手いつくり。
主人公・祐巳ちゃんの問題提起、我らが暴走機関車・由乃嬢の大暴走(笑)、つぼみのお姉さま方のサポートに、背後に三薔薇様の構図は安定感があっていいです。
サクサク読めまする。
メインは白薔薇様なわけですが、個人的に株急上昇は赤薔薇・水野蓉子様。
三薔薇様はどなたも個性はでらっしゃいますが、まがりなりにも(失礼!)まとまってるのは彼女のおかげかと…。
でも、あと数本でご卒業なんですよね〜。
そのかわりにアノ、大名のような名字のドリルがやってくる…。
むう、先が長い…ッ!!*3
次は海老名がいるなら蟹名だっているさ!の巻です。がんばるぞー。
あ、あとがきにもありましたが、某彼…
ハヤシは個人的に〝おのれ憎っくき柏木優〟派です。
祥子様至上主義(笑)
それでは本日はこのあたりで。
明日はまたリュー各話感想にもどりまする〜。