『宇宙は何でできているか』

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)

 


ためになる、ゆるサイエンス本!!


以前に読んだ『生物と無生物の間』に匹敵する良著ですなッ。


内容は副題の『素粒子物理学で解く宇宙の謎』のとうりに、ごく小さいミクロ以下の世界から宇宙の始まりを探ってみる…といった内容。
“137億年の物語”の宇宙の初め理の回やNHKの“神の数式”など、ここしばらくきてる*1量子力学ブームをわかりやすくまとめてくれるのでとてもありがたいですぞ!
※ついでに↑の番組などを見ておくと本書の内容もわかりすいしWで納得お得ゥ!


冒頭にコドモこのころの素朴な疑問から問題提起が始まるのですが、


確かにコドモの頃って今よりずっとSF的なこと考えてたよね!


ハヤシさんは幼少時*2に「世界を虫眼鏡で小さく小さく見たら、そこらへんの泡や水の一粒の中にもココと同じ宇宙があるんじゃないか?ウッカリ歩いてて他の世界を踏みつぶしたりしていないか」を結構心配していたのですが(笑)


超ひも理論関連の11次元のお話なんかはこれに近い感じがしますな…。


少なくとも別次元が量子レベルの小さい世界の中にあるのなら踏み潰す心配はなさそうで一安心!!


こういう“素朴な疑問”から始まる深淵にして科学の最先端を研究している人がいる!というのかここ最近、量子論関連を見てきたうえでの大きい収穫ですな。


こういう人たちが現実世界における「RPGでいう“勇者”」なんじゃないかな、って最近思います

*1:と、ハヤシさんは思ってる

*2:6,7歳ぐらい