『将国のアルタイル』12
- 作者: カトウコトノ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/03/08
- メディア: コミック
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いよいよ帝国軍VS同盟軍初戦!!
いよいよ本格的に戦争の火ぶたが切って落とされる、その舞台は天空の都チェロ。
天然の要害と無敵神話を誇る都市をめぐる攻防が第一戦です!
…ってなんてこったああああ!!
詳しくは書きませんが、チェロ側の乾坤一擲の秘策も
歴戦の猛者カリル将軍の奮戦もむなしく、劣勢に次ぐ劣勢。
負けてはいないけど先行き不安で、どうする?どうなる?我らがマフ君!!
基本的には、いかに鍛え上げられた練兵と戦略をもってしても
前例がある旧来のやり方をしていては
常に斬新かつ先進的で個々の能力を十二分に活用する帝国に打ち勝つことは難しい
ということですな…。
とはいえ、首を持ってこられたに日には絵的にドンびいたよ…。
しかし、西洋史でも対イスラムでマルタ島攻防やってた頃は
お互いの陣営から捕虜の首を大砲で飛ばしあったりしていたらしいので*1
まあ、大戦争あるあるといえば…そういうものですね…戦争ってやっぱり嫌だなあ。
チェロは劣勢のまま膠着に入って、おそらく次の舞台は海戦ですね!
ヴェネディク側はたしかガレー船改造で新しい一手を打っていたので、戦果に期待したいところです。
とはいえそうなるとプチお気に入りのロウ提督*2が死にそうだ!
かなり前のポイニキア攻防が第一次ポイニキア海戦(戦役だったかな?)になっていたので
今回が第二次ということでここはひとつ!!
もう一つ気になると言えば、カンバーナ組のブランカさんとバスコ君。
どうやら彼の設計図は大砲的な大規模火力兵器のようで
いままでせいぜい投石型の攻城機を使っていたルメリアナ世界にも
ついに大規模火力兵器による近代戦化の波が押し寄せるのかと思うと、心苦しいですな…。
ナポレオン時代の砲撃戦あたりは凄惨なので、あまりみたくはないのだけれど…。
そういえば近代化といえば、今回首イベント(みせしめ)があったので
そのうちロットウルムあたりがギロチン開発して、そのあまりの非人道っぷりに反発が起こるイベントが
起こりそうな気もするのですが、さすがに穿ちすぎかなあ。
そんなこんなで新刊出たのに気付くの遅い割に次の巻が早くも待ち遠しいです。
秋予定らしいので、夏を吹っ飛ばして秋がくればいい!(無茶)