『「愛国」問答』


今年も図書館利用でリスト消化!


毎年、だいたい5〜10年オチくらいの新書ベストセラー系をちょこちょこ攻略しているのですが
今年も大体そのような傾向のものをリストアップしております。


以前リスト消化した著者が読みやすかった場合は、ほかの本をリストに入れる作業をするので
今年の香山リカ枠がコレ、ということで…。


香山女史はヒトコトでいうと


弱い立場の人の側に立って「○○のHPはもうゼロよ!」と異議申し立てする人


…というイメージ。


そういう優しい主張はわからんでもないが、主義がはっきりしているというより
アンチテーゼとしてしか意見しない風なのがちょっと気にかかるところ。


刊行は03年。


おりしも日本語ブームのころでしたが、それを愛国=保守に強引に結び付けるのはあんまりだ(笑)


福田氏はこの本ではじめて読みましたが(対談だけど)、発言に妙に説得力があって面白かったり。


でも、思想的なところで右だ左だっていうひとは割とかっこつけでやっていたというのは衝撃


そしてあとがきが、対談セッティングに対する愚痴に始終していて笑った!
でも、現在の日本の状況をみるに笑えない…そんな一冊でした。