『ゼーガペイン 喪失の扉』
- 作者: 日下部匡俊,大貫健一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
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まさかのノベライズ第二巻!
まさかの主人公ルーシェン!!
…びっくりした!!
書店で見つけてはじめてその存在を知ったのですが、
前回の『〜忘却の女王』のパラレル的世界設定でつっかかったのを忘れて
即、レジ直行でした。
でも、読んでよかった!!
今回は比較的本編補完の意味合いの強いタイプの作品で
TVアニメ本編より前の時間軸が舞台。
ついでに、本編中、設定的に重要な筈が割合スルーされがちなうえ
ちょっと微妙なところで評価されがちだったルーシェンにスポットライトが当たって(主人公だもんな!)掘り下げて描写してある優れもの。
ついでにゼーガ好きなセレブランとなら当然気になってしかるべき
秘密がアレコレ出てきて
これこれ!こういうの待ってたんだよッ
…とぞ、膝を打つことしきりの出色の出来です!!
ただ、前半、かなりオーソドックスに「???」となったところで捻ってくるSF展開。
このところちょっとSFから離れてたので、
場面の場面の時間軸の把握に手間取って読み終わった後
ちと頭がぐるぐるしましたが…
でも、ゼーガだもんな、SFでいいのだ!
今までルーシェンは「よっくわかんねえなあああ」なキャラクターだったけど
おかげさまで親近感沸きましたよ。
ちょっと彼の気持ちもいろいろわかった気がする……ッ。
※ドラマCDで「周回遅れのトップランナー」と自分でいってたけど、ホント言いえて妙だね……。
あまりに小説がよかったのと、ちょうどブルーレイ視聴環境が整ったので
何話かブルーレイを見てしまったぐらいだ!!
ゼーガを見ていると、本当に作品の力を感じるし
この作品から力をもらって今の自分があるんだなあと
ひたすら感慨深かったよ!!
前回の『〜忘却の女王』のときは酷評してしまいましたが
今回は私の完敗でした!
※つか、パラレル設定さえなければ『〜忘却の女王』も自分好みの話ではあったことをいまさら思い出したよ!
素敵な小説、新しいゼーガをどうもありがとう!!